19歳でパリ五輪に臨む日本女子代表のMF谷川萌々子が、激戦区に名乗りを上げた。

 スウェーデンのFCローゼンゴードに所属する谷川は、選出メンバー内で唯一シーズン中ということもあり、国内キャンプ2日目は別メニューでの調整に。ただ直前まで公式戦を戦っていただけに、コンディションは良好だという。

 ボランチを主戦場とする谷川は、JFAアカデミー福島時代の昨年にトレーニングパートナーとして女子ワールドカップに帯同。練習では出場選手たちと遜色のないプレーを披露し、居残りで行なっていたFK練習では、左右両足で鋭いキックを連発していた。

 そのポテンシャルが評価され、今年1月にドイツの名門バイエルンへ移籍。現在はレンタル先のローゼンゴードで10番を背負い、主にトップ下でプレーしている。

「球際の部分では、本当にガツガツ来るので、自分自身も負けないために、フィジカルの向上や、ボールを持っていない時の準備の質の高さを求めてやってきました」

 海外でのプレーにもすぐに適応。15節終了時点で9試合に出場し、10得点を記録している。
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 しかし、そんな逸材でも簡単に割って入れないほど、池田太監督の下で3−4−2−1を基本布陣とする現在のなでしこジャパンの中盤は激戦区だ。

 ボランチは、チームの中心とも言うべき長谷川唯に加え、海外経験も豊富な長野風花と林穂之香が名を連ねる。

 それ以上に多彩なライバルが揃うのがシャドーだ。

 昨年の女子ワールドカップで得点女王となった宮澤ひなた、同大会で日本のワールドカップ最年少得点記録(19歳180日)を塗り替えた藤野あおばのふたりが健在。

 さらに、準優勝した2022年のU-20女子ワールドカップで大会MVPに輝き、所属するチェルシーでリーグ5連覇に貢献した浜野まいかや、WEリーグのトップスコアラー&MVPで、今夏にブライトンへ移籍した清家貴子らが揃う。

 それでも谷川は、「自分自身、ローゼンゴードでやっているトップ下でのプレーは強みでもあると思うので、代表でもひとつ前でボールを受けて、もっと得点につながるようなプレーを増やしていきたい」と意気込む。

 なでしこジャパンは7月13日に金沢でガーナ女子代表と親善試合を行なう。19歳の大器はどのポジションで起用されるのか、注目だ。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

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