【総体・大会展望】男子インターハイが7日に開幕!混迷を極める真夏の祭典を制するのは…

【総体・大会展望】男子インターハイが7日に開幕!混迷を極める真夏の祭典を制するのは…


 高校生の夏の祭典・インターハイ男子サッカー競技がついに幕を開ける。出場するのは47都道府県の予選を勝ち抜いた55校。若きプレーヤーたちは7日から13日まで三重の地で激闘を繰り広げる。
 
 頂点に立つのは果たしてどこか。熾烈な覇権を争いで、キーポイントになりそうなのがチームの総合力だ。
  
 冬の選手権は30名の選手が登録可能で、20名までがベンチに入りを認められている。一方で夏のインターハイは登録17名のみ。不測の事態にも限られたメンバーの中で対応する必要がある。

 しかも、夏の大舞台は1週間の短期決戦。1日の休養日を挟み、3連戦を2度戦う日程だ。通常よりも短い35分ハーフとはいえ、酷暑での戦いは選手たちの体力を消耗させる。

 複数のポジションをこなせるポリバレントな能力も含め、選手層の厚さは上位進出を目指す上で不可欠な要素だ。
 
 また、ベンチワークも大会を制するためには欠かせない。昨夏に準優勝を果たした日大藤沢(神奈川)は戦況や時間帯などを見極め、選手を起用。絶妙なタイミングでの交代が、大会前の下馬評を覆す快進撃の一因となった。
 
 このふたつの観点を踏まえたうえで今大会を展望すると、優勝候補に挙げられるのは青森山田(青森)、市立船橋(千葉②)、前橋育英(群馬)、東福岡(福岡)の全国制覇経験を持つ4校だ。

 青森山田は福岡入団内定の大型CB三國ケネディエブス(3年)、プロ注目のアタッカー・檀崎竜孔(3年)が攻守の軸として構え、脇を固める人材も例年通り多士済々。前橋育英は春先こそ不調に陥ったが、5月以降にBチームから引き上げられた選手と昨冬の選手権優勝を経験したFW榎本樹(3年)らが融合。攻守にバランスが取れた集団へと仕上がった。

 ただ、青森山田と前橋育英は準々決勝で対戦する可能性がある。この一戦が優勝を目指す上で山場になるはずだ。
 
 対する東福岡と市立船橋は選手層の厚さで勝負できる。どちらも超高校級のタレントを擁しているわけではないが、17人の選手層は今大会随一。誰がピッチに立っても戦力が落ちない力を有している。

 あとはエース格の選手がチームを牽引できるか。東福岡は大森真吾(3年)、市立船橋は井上怜(3年)。個で勝負が出来る両者が圧倒的なパフォーマンスを見せれば、チームに勢いが付く。両者は準決勝までにプレミアリーグ勢との対戦は控えていないだけに、順当に行けば勝ち上がって行くはずだ。


 選手層の厚さ、ベンチワークという点を踏まえれば、矢板中央(栃木)と大津(熊本)も頂点を狙うだけの実力を持つ。

 矢板中央は今季のプリンスリーグ関東で無敗の首位を快走中。新チーム発足後はいまだに公式戦で負けていない。その原動力は昨年の選手権ベスト4入りを果たした経験値と、相手によってフレキシブルに選手を変えてくるスタイルだ。

 とりわけ、注目すべきは高橋健二監督が「リレー方式」と呼ぶ人海戦術。攻撃陣には、U-19フットサル日本代表の大塚尋斗(3年)や190センチの大型FW望月廉(3年)、技巧派レフティ飯島翼(3年)など個性豊かなアタッカーがずらり。時間帯や対戦相手によって選手を入れ替えるスタイルはライバルたちの脅威となる。初戦で対峙するのは東福岡。最初の山を乗り切れば、一気に頂点へ駆け上がる可能性はある。

 一方の大津は攻守にタレントが揃う好チーム。今大会注目のMF福島隼斗やU-18日本代表のMF水野雄太、CB吉村仁志といった3年生が軸となり、初優勝を狙うだけの力を兼ね備える。ベンチにも実力者を揃えており、古閑健士監督と名将・平岡和徳総監督の采配は的確。順当に行けば、2回戦で前橋育英、準々決勝では青森山田と対戦する可能性があるが、大津も十分に頂点を狙えるポテンシャルがあるだろう。
 
 個性的なチームが揃う今年のインターハイ。名門校が順当に価値の名乗りを上げるのか、それとも意外な伏兵がサプライズを起こすのか。いずれにせよ、真夏のビックトーナメントは今年も激戦必至だ。
 


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