【選手権予選】東福岡が大苦戦! 富山一、四中工、矢板中央など11校が出場を決めた土曜日の結果を詳報!

【選手権予選】東福岡が大苦戦! 富山一、四中工、矢板中央など11校が出場を決めた土曜日の結果を詳報!


 第97回全国高校サッカー選手権大会は、都道府県予選がいよいよクライマックスだ。11月10日の土曜日には11校の出場が決まり、強豪チームが続々と名乗りを上げている。
 
 3年ぶりの選手権制覇を狙う東福岡は、県予選決勝で筑陽学園と対戦。決勝トーナメントはここまで0−0(PK戦勝ち)、2−1、3−2と薄氷を踏むような戦いぶりで勝ち進んできた“赤い彗星”はこの日も大苦戦を強いられた。ボール支配で上回るも筑陽学園の堅守に阻まれ、前半35分にはスルーパスに呼応した赤司に先制点を奪われてしまう。ピリっとしないまま、0−1で折り返した。
 
 だが、名門はここから底力を発揮する。後半開始早々にロングパスを絶妙なトラップで足下に収めた中村拓也が同点弾をねじ込むと、持ち前の人海戦術で一気に攻撃のギアを上げる。80分間では勝負が決まらず、試合は延長戦に突入。その前半3分だった。敵のロングスローを弾き返して電光石火のカウンターを繰り出し、最後は青木が左足で殊勲の逆転ゴール! 苦しみながらも豪快に筑陽学園を寄り切った東福岡が、6連覇を果たしている。

 
 2年連続で本大会ベスト4に駒を進めている栃木では、昨年度覇者・矢板中央と2年前の王者・佐野日大が雌雄を決した。序盤からロングボールを主体に矢板中央が試合の主導権を握る一方、佐野日大も負けじとソリッドな守備から効果的なカウンターを繰り出して応戦。そんなゲームが動いたのは後半16分だ。矢板中央は土谷の左CKからU−19フットサル日本代表の大塚が肩で押し込み先制点をもぎ取る。さらに同35分、FKのこぼれ球を主将の白井が右足ボレーでねじ込んで2点目とし、趨勢を定めた。2年連続9回目の出場だ。
 
 インターハイ王者の山梨学院が準決勝で姿を消した山梨。決勝の舞台で対峙したのは帝京三と日本航空の両雄だった。前半5分、いきなり観衆を沸かせたのは日本航空。ゴール前の混戦から塚越が押し込んで幸先の良いスタートを切る。その後は一進一退の攻防が繰り広げられたが、堅実な試合運びで虎の子の1点を守り、リードをさらに広げた日本航空がこの激闘を制した。6年ぶりに選手権本大会へ駒を進めている。
 
 岐阜では県内最多出場を誇る名門が復活を遂げた。予選決勝で中京学院大中京と覇を競った岐阜工は、後半7分にまず羽鳥が均衡を破る先制点を挙げると、その3分後に森のPKで追加点。後半35分に1点を返されて怒涛の反撃に遭うもなんとか凌ぎ切り、4年ぶり26回目の選手権行きを手繰り寄せた。富山決勝は富山一が高岡一を3−0で退けた。前半15分の中崎のゴールで優位に立つと、後半10分には加治が2点目を決め、終了間際に林がダメ押し。インターハイ予選に続く無失点優勝で、4年連続の出場切符を手に入れた。
 
 群雄割拠の三重予選で頂点に立ったのは、四日市中央工だ。海星との決勝戦は丁々発止の攻防戦となったが、前半33分に挙げたゴールを最後まで守り抜き、3年ぶり33回目の出場が確定。地元開催だった今夏のインターハイは予選敗退の憂き目に遭った。その悔しさを晴らすとともに、今年度で勇退する名将・樋口士郎監督にとっては感無量の戴冠劇となった。
 
 近年にないフレッシュな顔合わせとなった愛媛決勝は、宇和島東が八幡浜工との拮抗したゲームを2−0でモノにして凱歌。後半25分に豊田が先制ゴールを挙げ、後半アディショナルタイムに追加点を奪って突き放した。夏に続いての全国行きだ。徳島決勝はエース岡の先制ゴールを死守した徳島市立が徳島北を下して覇権を奪還。香川は四国学院大香川西が大手前高松を2−0で撃破して4年ぶりの県チャンピオンに返り咲した。四国学院大香川西は女子チームとともに選手権のアベック出場を決めている。
 
 島根決勝は大社に先制されながらも立正大淞南が粘り強く藤田の2得点で逆転し、こちらは3連覇を達成。沖縄は那覇西のリードで迎えたアディショナルタイムに西原が追いつく劇的な展開も、最後は延長後半に那覇西が勝ち越し点を挙げて歓喜に沸いた。

 
 大注目の千葉予選は準決勝2試合を消化。第1試合で激突したのが、インターハイ予選を制した習志野と昨年度の選手権準Vの流経大柏だ。目まぐるしく攻守が入れ替わった一戦は80分が経過しても0−0のまま動かず、延長戦に突入。パワフルな仕掛けで流れを掴んでいた流経大柏は迎えた延長後半5分、芹田の右CKをファーで待ち構えた熊澤がドンピシャヘッドでねじ込み、これが決勝点となった。夏の雪辱を果たした格好だ。
 
 もう1試合の市立船橋と八千代の一戦も拮抗した展開に。市船がボール支配で上回って主導権を握るも、八千代は自慢の堅守速攻で対峙して均衡を破らせない。後半は膠着した展開に落ち着き、終盤になってもスコアレスの状態が続いた。そして後半34分、決勝への扉をこじ開けたのは紺碧の軍団だ。右サイドの松尾のクロスを中央の橋本が頭で合わせ、待望の先制点を奪ったのだ。結局これが決勝点となり、ファイナルは6年連続の宿命対決となった。
 
 東京Aブロックは土曜日に準決勝2試合が行なわれ、決勝カードが決まった。第1試合は前半34分にCKから金井が挙げた先制点を守り抜いた大成が成立学園を破り、初のファイナル進出。第2試合は国士館と国分寺が鎬を削り、こちらも終盤まで0−0で動かなかったが、前者が後半24分に長島の得点でリードを奪う。さらに同31分にPKで加点して快勝を収めた。こちらは15年ぶりの本大会出場を目ざす。Bブロック準決勝は明日開催され、駿台学園vs駒澤大高、東京朝鮮vs帝京の顔合わせだ。
 
 昨年度の選手権覇者・前橋育英は準決勝で健大高崎を2−0で撃破。来週末に桐生一との決勝戦に臨む。鹿児島は鹿児島城西と神村学園が出場権を懸けて雌雄を決する。
 選手権は今日までに22の代表校が確定する一方で、昨年大会4強の上田西(長野)やインターハイ覇者の山梨学院(山梨)、関東一(東京)など強豪校が姿を消している。明日は神奈川、新潟、福井、兵庫、鹿児島、長崎の6県で予選決勝が開催され、来週末の11月18日には全48代表校が出揃う予定だ。組合せ抽選会は翌19日に行なわれる。
 
 これまでに決まった出場校と都府県別の決勝日程は以下の通り。
 
【北海道・東北】
★北海道:旭川実(3年連続7回目の出場)
★青 森:11月17日(土)/準決勝(15日)=青森山田vs十和田工、東奥義塾vs野辺地西
★岩 手:遠野(6年連続28回目の出場)
★宮 城:仙台育英(2年連続33回目の出場)
★秋 田:秋田商(4年連続44回目の出場)
★山 形:羽黒(2年連続7回目の出場)
★福 島:尚志 (5年連続10回目の出場)
 
【関東】
★茨 城:11月18日(日)/準決勝(11日)=明秀日立vs水戸啓明、古河一vs鹿島学園
★栃 木:矢板中央(2年連続9回目の出場)
★群 馬:11月18日(日)/前橋育英vs桐生一
★千 葉:11月18日(日)/流経大柏vs市立船橋
★埼 玉:11月18日(日)/準決勝(11日)=昌平vs浦和東、東京成徳大深谷vs浦和南
★東京A:11月17日(土)/大成vs国士館
★東京B:11月17日(土)/準決勝(11日)=東京朝鮮vs帝京、駿台学園vs駒澤大高
★神奈川:11月11日(日)/三浦学苑 vs 桐光学園
★山 梨:日本航空(6年ぶり2回目の出場)
 
【北信越】
★新 潟:11月11日(日)/北越 vs 帝京長岡
★富 山:富山一(4年連続29回目の出場)
★石 川:星稜(2年連続28回目の出場)
★福 井:11月11日(日)/丸岡 vs 福井商
★長 野:都市大塩尻(3年ぶり5回目の出場)
 
【東海】
★岐 阜:岐阜工(4年ぶり26回目の出場)
★静 岡:11月17日(土)/準決勝(11日)=浜松開誠館vs藤枝明誠、清水桜が丘vs静岡学園
★愛 知:11月17日(土)/東邦vs名古屋
★三 重:四日市中央工(3年ぶり33回目の出場)
 
【関西】
★滋 賀:11月17日(土)/草津東vs綾羽
★京 都:11月18日(土)/準決勝(11日)=東山vs山城、京都共栄vs京都橘
★大 阪:11月17日(土)/準決勝(11日)=東海大仰星vs阪南大高、大阪学院大高vs履正社
★兵 庫:11月11日(日)/県立西宮 vs 関西学院
★奈 良:11月17日(土)/準決勝(11日)=一条vs五條、奈良vs奈良育英
★和歌山:11月18日(日)/和歌山北vs初芝橋本
 
【中国】
★鳥 取:米子北(9年連続13回目の出場)
★島 根:立正大淞南(3年連続17回目の出場)
★岡 山:岡山学芸館(2年ぶり2回目の出場)
★広 島:11月18日(日)/準決勝(11日)=瀬戸内vs福山葦陽、広島観音vs広島皆実
★山 口:11月18日(日)/準決勝(11日)=高川学園vs聖光、西京vs豊浦
 
【四国】
★香 川:四国学院大香川西(4年ぶり11回目の出場)
★徳 島:徳島市立(2年ぶり16回目の出場)
★愛 媛:宇和島東(8年ぶり5回目の出場)
★高 知:11月17日(土)/高知vs高知西
 
【九州】
★福 岡:東福岡(6年連続20回目の出場)
★佐 賀:11月17日(土)/佐賀東vs龍谷
★長 崎:11月11日(日)/長崎総科大附 vs 長崎南山
★熊 本:11月17日(土)/準決勝(11日)=大津vs熊本国府、東海大星翔vsルーテル学院
★大 分:11月18日(日)/柳ヶ浦vs大分
★宮 崎:日章学園(2年連続14回目の出場)
★鹿児島:11月11日(日)/鹿児島城西vs神村学園
★沖 縄:那覇西(2年ぶり16回目の出場)
※日程は変更になる場合があります
 


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