11月20日(現地時間)、UEFAネーションズ・リーグ(NL)はグループステージの全日程を終了した。
 
 リーグAについては、前日の段階で全グループの順位が確定。オランダ、スイス、ポルトガル、イングランドが決勝トーナメント「ファイナルズ」に進出することが決定していたが、20日には最後の試合であるポルトガル対ポーランドが行なわれ、1-1で引き分けている。
 
 全リーグ・全グループの最終順位は以下の通り。前述の通り、リーグAの首位チームは「ファイナルズ」に進み、B〜Dの首位チームはひとつ上のリーグに昇格。逆にA〜Cの最下位チームは、ひとつ下のリーグに降格となる。
 
 ただし、リーグCはグループ1が3チーム、その他は4チームでという変則的なかたちで行なわれたため、まずグループ2〜3の最下位は無条件でリーグD降格。そしてグループ1の最下位チームと他グループの3位チームの成績比較(グループ2〜3は最下位チームとの対戦成績を除外)より、最も悪いキプロスがD行きとなった。
 
◇リーグA
グループ1:1位オランダ 2位フランス 3位ドイツ
グループ2:1位スイス 2位ベルギー 3位アイスランド
グループ3:1位ポルトガル 2位イタリア 3位ポーランド
グループ4:1位イングランド 2位スペイン 3位クロアチア
 
◇リーグB
グループ1:1位ウクライナ 2位チェコ 3位スロバキア
グループ2:1位スウェーデン 2位ロシア 3位トルコ
グループ3:1位ボスニア 2位オーストリア 3位 北アイルランド
グループ4:1位デンマーク 2位ウェールズ 3位アイルランド
 
◇リーグC
グループ1:1位スコットランド 2位イスラエル 3位アルバニア
グループ2:1位フィンランド 2位ハンガリー 3位ギリシャ 4位エストニア
グループ3:1位ノルウェー 2位ブルガリア 3位キプロス 4位スロベニア
グループ4:1位セルビア 2位ルーマニア 3位モンテネグロ 4位リトアニア
※3位チームの成績
1位:ギリシャ(勝点6・2勝2敗・3得点4失点)
2位:アルバニア(勝点3・1勝3敗・1得点8失点)
3位:モンテネグロ(勝点1・1分け3敗・1得点5失点)
4位:キプロス(勝点1・1分け3敗・2得点7失点)
 
◇リーグD
グループ1:1位ジョージア 2位カザフスタン 3位ラトビア 4位アンドラ
グループ2:1位ベラルーシ 2位ルクセンブルク 3位モルドバ 4位サンマリノ
グループ3:1位コソボ 2位アゼルバイジャン 3位フェロー諸島 4位マルタ
グループ4:1位マケドニア 2位アルメニア 3位ジブラルタル 4位リヒテンシュタイン
 
 なお、優勝チームを決める「ファイナルズ」は来年6月に開催される。5、6日に準決勝、3位決定戦と決勝は9日にそれぞれ一発勝負で行なわれる予定で、組み合わせは来月3日にアイルランド・ダブリンでの抽選会で決定される。
 
 開催地は、事前に立候補していた3か国(ポルトガル、イタリア、ポーランド)のなかからポルトガルに決まり、ポルトとギマラエスが会場となる予定だ。
 
 試合形式は、90分で勝敗が決まらなければ15分ハーフの延長戦に入り、それでも同点の場合はPK戦が行なわれる。全試合でゴールラインテクノロジーが導入され、延長戦では4人目の選手交代が認められることになるという。
 
 また、各グループの首位チームには、EURO2020の予選プレーオフ出場権が与えられる。もし首位チームが来年から行なわれる予選で出場権を獲得した場合は、同グループの下位チームが順に繰り上げとなり、グループの全チームが予選突破した場合、他のグループから、それでも枠が埋まらない場合は、下のリーグから繰り上げとなる。
 
 プレーオフは2020年3月に行なわれ、16チームを4つのグループに分け、それぞれトーナメント(一発勝負)方式で勝ち抜いた1チームに出場権が与えられる。
 11月20日には、他にも各国で国際親善試合が行なわれた。
 
 イタリアはベルギーのヘンクに赴いてアメリカと対戦。長く攻勢を維持したものの、マンチーニに率いられたチームは、この試合でもなかなかゴールを奪えないまま、後半アディショナルタイムに突入する。
 
 そして94分、ポリターノ、ヴェッラッティ、ガリアルディーニがゴール前で細かくパスを繋ぎ、リターンを受けたポリターノがゴール左隅に流し込み、劇的なかたちで勝利を飾った。
 
 3日前にNLでオランダに完敗を喫して首位から陥落したフランスは、サンドニに強敵ウルグアイを迎え、52分に相手のハンドで得たPKをジルーが決めて先制ゴールを奪い、これを最後まで守り切った。
 
 フランスは多くの主力選手を起用しながらも、やや攻撃に精彩を欠いたが、それ以上にウルグアイは出来が悪く、前線にスアレス、カバーニが並んだにもかかわらずゴールには迫れず、これで韓国戦、日本戦、ブラジル戦に続いての黒星となり、4連敗を喫してしまった。
 
 ブラジルは、イングランドのミルトン・キーンズでカメルーンと対戦。主導権を握り続けながら、前半終了間際、CKからウィリアンが入れたボールをリシャルリソンが頭で合わせて先制点を挙げる。結局、これが両チーム唯一のゴールとなり、ブラジルはロシア・ワールドカップ後の連勝を6に伸ばした。
 
 多くのチャンスを作りながらも決め切れなかったのは、ネイマールが不在だったことが大きい。背番号10のエースはスタメンに名を連ねたものの、開始8分で股関節を痛め、リシャルリソンとの交代を余儀なくされたのだ。
 
 現時点で怪我の状態は明らかになっていないが、彼が所属するパリ・サンジェルマンはリーグ・アンだけでなく、今月28日にチャンピオンズ・リーグのリバプール戦という重要なゲームを控えているだけに、大きな不安を抱えることとなってしまった。
 
 しかし、パリSGにとって頭の痛い材料はこれだけに止まらず、前述したフランス対ウルグアイ戦では、エムバペも相手選手と激しく激突として右肩を痛め、一度は治療を受けてピッチに戻るも、すぐに自ら交代を申し出、36分でプレーを止める事態となった。
 
 パリSGを牽引する前線の2人は、すぐに戦線に戻れるのか否か。非常に気になるところだ。
 
 なお、20日に行なわれた主な国際親善試合の結果は、以下の通りである。
 
日本 4-0 キルギス
ウズベキスタン 0-4 韓国
トルコ 0-0 ウクライナ
ブラジル 1-0 カメルーン
イタリア 1-0 アメリカ
フランス 1-0 ウルグアイ