【選手権】フットサルで日の丸を背負う矢板中央のエースは“二刀流”を続けるのか!?

【選手権】フットサルで日の丸を背負う矢板中央のエースは“二刀流”を続けるのか!?


[選手権準々決勝]青森山田2-1矢板中央/1月5日/等々力

「ゴールを挙げてチームを勝利に導きたかったんですが……」

 矢板中央の先制点を叩き出した眞嶋聖弥(3年)に代わり、ハーフタイムからピッチに立った大塚尋斗(3年)は、小声でそうつぶやいた。

 本来はエース格ながら、大会直前の練習で左足のふくらはぎの肉離れを発症。今大会は、3試合ともライバルの望月謙(3年)に先発を譲った。

 その望月とこの大会では初めて2トップを組んだが、なかなかチャンスが訪れない。後半26分には青森山田に勝ち越し点を許し、2年連続の4強入りの夢が断たれた。

「選手権では(昨年も含めて)1点も取れなかった。悔いが残ります」

 そう悔しさをのぞかせた大塚には、もうひとつの顔がある。フットサルのU-19日本代表で日の丸を背負って戦っているのだ。

 きっかけは、一昨年の全日本ユース(U-18)フットサル選手権への出場だ。「試合に出られない選手に経験を積ませたい」という髙橋健二監督のアイデアで、大塚ら当時の2年生を中心にチームを編成。ほぼ全員がフットサルの経験がなかったにもかかわらず、厳しい予選を勝ち抜いて全国大会への切符を手にした。

 16チームが出場した本大会でも快進撃を続け、決勝で新潟の長岡向陵を3-1で撃破。フットサルに関しては素人同然のチームが、日本一に輝いた。

 その舞台で、大会記録となる19ゴールを挙げ得点王に輝く活躍を見せた大塚は、フットサルのU-19代表に選ばれることになったのだった。

 18年12月にモンゴルで開催されたU-20フットサルアジア選手権予選でも2試合で5ゴールを挙げ、予選突破に貢献。今年開催される本選出場に導いた。球際の激しさや狭いスペースでのボールキープなど、フットサルの経験がサッカーにも活かされているという。

「フットサルとサッカー。今後はどちらを中心にプレーするのか?」

 その質問に、大塚はきっぱりと答えた。

「大学でサッカーを続けます。もちろん、代表に呼ばれればフットサルもプレーしますが」

 卒業後は、キャプテンの白井陽貴とともに法政大に進む。“二刀流”のストライカーの今後の活躍に期待したい。

取材・文●江國森(ワールドサッカーダイジェスト編集部)


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