“燃費の悪いドリブル”になぜこだわる? 中島翔哉に捧げたい「久保建英の言葉」

“燃費の悪いドリブル”になぜこだわる? 中島翔哉に捧げたい「久保建英の言葉」


[キリンチャレンジカップ2019]日本 1-4 ベネズエラ/11月19日/パナソニックスタジアム吹田

 この日、4−4−2システムの左サイドハーフに入った中島がセンターサークル付近で何度もドリブルを仕掛ける。その度に思ってしまう。そこで果敢に突破を試みる必要があるのか、と。

 中島のドリブルが全くダメと言っているわけではない。むしろ、使い方によっては強力な武器になるだろう。ただ、センターサークル付近でベネズエラの選手たちに何度も倒されるシーンを見ると、非効率的なドリブルというふうに映った。

 中島がセンターサークル付近でドリブルを仕掛けても、このレベルの相手の脅威にはなりにくい。それは今年6月にブラジルで戦ったコパ・アメリカでも感じたことだ。

 中途半端な位置で仕掛けてボールを取られればカウンターを食らう可能性は高くなるし、その意味で中島のドリブルは“諸刃の剣”と言えるかもしれない。ツボにハマった時は得点につながるが、ベネズエラのようなインテンシティの高い相手とやると攻撃をスローダウンさせる原因になる。

 実際、この日の前半、中島が相手に倒されるたびにプレーがストップ。そこで攻撃のリズムは止まってしまった。
 
 相手もボールも動かす効率的なサッカーを展開したのは、ベネズエラだった。後方からビルドアップし、アタッキングサードに入ったあたりから両サイドのマチス、ソテルドがゴールに向かってドリブルで突進する。中島のドリブル以上の怖さと迫力が、彼らのそれにはあった。“燃費の悪いドリブル”は、やはり使いどころが大事なのである。

 勝手ながら、中島に捧げたいのは「久保の言葉」だ。今季のJ1リーグ前半戦、FC東京に在籍していた久保は「なぜあそこでパスを出したか」というニュアンスの質問に対して、何回か「ドリブルよりもパスのほうが早いので」と答えていた。

 ドリブルで一生懸命ボールを運ぶよりもパスでシンプルに崩したほうがいい局面は多い。実際、ベネズエラ戦の前半でもそういうシーンは多々あった印象だ。いずれにしても、ベネズエラの選手たちに何度も止められた事実から判断するかぎり、中島はこの日ドリブルにこだわるべきではなかった。

取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

【PHOTO】日本×ベネズエラを彩った美女サポーターたち!


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