JFA(日本サッカー協会)は6月18日、茂怜羅オズがビーチサッカー日本代表の新監督に就任したことを発表した。茂怜羅オズは選手としての活動も継続する予定のため、監督兼選手の形となる。兼務登録が認められない公式大会においては登録上「選手」とし、「監督」には別途コーチングスタッフを登録する予定だという。

 2019年に南米・パラグアイで開催されたビーチサッカー・ワールドカップにアジア王者として参戦した日本は、ラモス瑠偉前監督に率いられ4位という好成績を残した。そのラモス前監督は同年末に契約満了により退任していた。

 この大会に選手として出場していた茂怜羅オズは、大会のMVPにあたるゴールデン・ボールを受賞。また日本代表ではこれまで106試合に出場し、113得点を記録している。

 ブラジルのリオ・デ・ジャネイロ出身の34歳は、ヴァスコ・ダ・ガマやサンパウロ選抜などでプレーした後、2007年に東京レキオスBSに移籍し来日。2012年12月には日本国籍を取得した。同時に2011年から12年にはビーチサッカー日本代表のコーチを、16年から17年にはFUSIONで監督兼選手を、2017年からは東京ヴェルディBSで監督兼選手を務めている。
 
 そんな茂怜羅オズは、JFAを通じて以下のようなコメントを発表した。

「この度ビーチサッカー日本代表の監督に就任することになりました。アジアのトップを経験した代表チームが、次は世界のトップに上り詰められるように、しっかりと準備をしていきたいと思っています。今後は選手としてだけでなく、監督としても日本にビーチサッカーというスポーツを広めつつ、世界に日本代表の強さを見せていけるよう、精一杯務めて参ります」

 さらに、JFAの北澤豪フットサル委員長も以下のようにコメントしている。

「ビーチサッカー界において世界を代表する方に日本代表監督になっていただき、とても嬉しく思います。2019年のFIFAビーチサッカーワールドカップは、チームが世界4位となり、今後世界のトップになるにはどうすればいいか課題が分かった大会になりました。茂怜羅オズ氏はそのワールドカップでMVPを受賞、これまでのキャリアもトップクラスです。日本代表の選手たちに世界トップクラスのスキル、戦術やメンタル面を落とし込んでもらい、日本代表が世界のトップになることを大いに期待しています。

 ビーチサッカー日本代表は今、世代交代の時期に来ています。世界のビーチサッカーのトレンドを知り、日本国内のビーチサッカーの現状も把握している茂怜羅氏に世代交代を進めてもらいながら、監督、そして選手として、日本ビーチサッカー界の中長期的ビジョンを浸透していただくことにも期待しています」

 茂怜羅オズを監督兼選手とするビーチサッカー日本代表の新たな挑戦が始まった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部