9月19日、ラ・リーガ第2節のビジャレアル対エイバルが開催された。

 ビジャレアルの久保建英は、開幕節のウエスカ戦に続いてベンチスタート。一方、エイバルの乾貴士は2試合連続の先発出場で、4-3-3の左ウイングに入り、3日前に加入したばかりの武藤嘉紀もベンチメンバーに名を連ねた。

 序盤はビジャレアルのペースで進み、開始9分には、モイ・ゴメスのクロスをジャラールが合わせてネットを揺らすが、VAR検証の末にオフサイドとなる。12分にもジェラールの巧みな落としから、チュクウェゼが右足でシュートを放つが枠を外れた。

 迎えた20分、エイバルにビッグチャンスが訪れる。敵のCKをキャッチしたGKドミトロビッチのパントキックを前線に残っていた乾が絶妙のトラップ。ペドラサを振り切ってエリア内に入り、GKアセンホと1対1となるが、シュートは正面を突き、絶好機を逃す。

 ハイラインのアウェーチームは、ビジャレアルの攻撃陣を度々オフサイドにかけ、ペースを握らせない。36分には、ゴール正面からエスポージトが左足でシュートを狙うも、アセンホの好セーブに防がれた。

 後半立ち上がりのピンチを防いだエイバルは50分、乾のパスを起点に、エスポージトがスルーパス。これを受けたキケ・ガルシアが上手くゴールに流し込み、先制ゴールを奪う。

 再三チャンスを作り出しながらも、最後の局面での精度を欠くビジャレアルは、56分にもマリオのクロスをジェラールがヘッドで合わせるも、ドミトロビッチの好セーブに防がれる。

 しかし63分、チュクウェゼの折り返しを受けたジェラールが巧みなフェイントでDFを翻弄し、右足でシュート。ようやく同点に追いつく。

 さらに72分、ジェラールのスルーパスを受けたパコ・アルカセルがGKとの1対1を制してネットを揺らす。一度はオフサイドと判定されたが、VARでゴールが認められた。

 逆転したビジャレアルは、その直後に裏に抜け出ようとした乾をエリア外でGKアセンホが倒してしまう。レッドカードの対象となるプレーかと思われたが、オフサイドがあったとしてファウルは認められない。

 ビジャレアルは、85分にチュクウェゼに代えてようやく久保を投入。右サイドに入ると、88分にはドリブルでマーカーを翻弄し、エリア内に持ち込むも、中に送り込んだパスは味方に合わなかった。

 その後もジェラールへのお膳立てのパス、自らドリブルで運んでのシュートなど、アディショナルタイムも含めた11分間で存在感を発揮した。

 試合はこのままビジャレアルが2-1で逃げ切り、今シーズン初勝利を挙げた。

 ゲームには敗れたもの、終始溌溂としたプレーを見せた乾はフル出場。加入間もない武藤に出番は巡ってこなかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部