J1リーグは10月24日、各地で7試合を開催。札幌ドームでは14位の北海道コンサドーレ札幌と13位の横浜FCの一戦が行なわれた。

 勝点24で並び、実力は拮抗と見られたこの対戦カード。札幌はGK菅野孝憲とジェイが6試合ぶりに先発復帰し、最終ラインの中央には出場停止のキム・ミンテに代わり、宮澤裕樹が入った。対して横浜FCは、前節殊勲の決勝弾を上げた草野侑己が今季初先発。

  立ち上がりに攻勢をかけたのはホームチーム。キックオフと同時に鋭い出足で、相手ゴールを脅かす。

 そのなかで試合を動かしたのは16分。アンデルソン・ロペスがジェイからゴール前でボールを受けると、ワンタッチでペナルティエリア内に一気に侵入し、右足で冷静にシュート。ボールはゴールネットを揺らし、札幌が幸先よく先制に成功する。

 勢いに乗った札幌はさらに27分。ゴール右の好位置でFKを獲得。福森晃斗が左足で狙いすましたシュートを放つも、ここは枠を捉えきれず追加点とはならない。

 一方追いつきたい横浜FCだが、なかなか攻撃の形を作れず、シュートまで持ち込むことができない。苦しい時間が続く。

 41分には札幌が絶好機。ゴール前でA・ロペスが敵を引き付けると、右へパス。これをフリーで受けたジェイは、GK六反勇治が前に出ているのを見てループシュート。ゴールに吸い込まれるかと思われたが、ぎりぎりのところでカバーに入った伊野波雅彦の決死のクリアに遭い、ものにすることができず。ビッグチャンスを逃してしまう。

 前半は1-0で終了。ホームチームのリードで折り返す。
 
 後半は序盤から1点ビハインドの横浜FCが勢いを見せ、ゴール前に圧力をかける。52分にはペナルティエリア内から瀬古樹がディフェンダーとGKの間にグラウンダーのクロス。これに皆川佑介がファーサイドで足を伸ばすも惜しくも届かず、決めきれない。

 なんとかゴールを奪いたい横浜FCは59分に一美和成、70分に斉藤光毅といった攻撃的なカードを投入し、打開を試みる。

 それに対し、札幌もドウグラス・オリヴェイラをピッチに送り込み、試合を決める追加点を狙いにかかる。

 だが、両者ともに決定的な場面は生み出せず、時間が経過していく。

 それでも79分、札幌が一瞬の隙をつく。A・ロペスが敵のまずい対応からボールを奪うとスピードに乗ったドリブルで持ち上がり、ペナルティエリアに侵入し、ファーサイドへ浮き球のパス。これを途中出場のD・オリヴェイラが流し込み、待望の2点目を奪う。D・オリヴェイラは嬉しいJ初ゴールとなった。

 その後、87分にも金子拓郎がダメ押しとなる3点目を決め、勝負あり。ブラジル人コンビと大卒ルーキーによる得点で札幌が3-0で勝利を収めた。これでペトロヴィッチ監督はJ1通算200勝を達成した。

 次戦は31日(土)にともにアウェーで札幌はガンバ大阪と、横浜FCは湘南ベルマーレとの対戦が予定されている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】大卒ルーキー・金子が魅せた自陣から独走の圧巻弾はこちら!