現地時間1月16日、プレミアリーグ第19節でレスターはサウサンプトンと対戦し、2-0で勝利。この試合で多方面に渡る活躍を見せたのが背番号10だ。

 スコアレスで迎えた38分だった。ユーリ・ティーレマンスが敵陣中央からゴール前へスルーパス。これに反応したジェームズ・マディソンは一気に抜け出し、角度がないながらもGKと1対1になると右足を一閃。ニアサイドを思い切りぶち抜く豪快な一撃で、鮮やかにネットを揺らした。

 その後、終了間際の95分に追加点を奪ったレスターは、2021年公式戦3連勝を達成。リーグの順位も首位とは勝点1差の暫定2位に押し上げている。

 試合後、インタビューに応じたマディソンは「いいゴールだった。決まって良かった」と自己評価。角度のない難しいシュートに対しては、「あるイメージが残っていた」とひとりの名手の名を挙げ、次のように説明した。

「(アンドレイ・)アルシャビンがアーセナル時代に決めたやつだ。かなり以前のゴールだけど。なぜだか分からないが、父親が話していたのを覚えている。角度がなくて相手のプレッシャーもあると、ゴールの上を狙わないといけないとね。相手GKが届かない場所はそこしかないからね。あのシーンではそういうことを考えていた」
 
 かつて“皇帝”の異名を取った、元ロシア代表からの着想だと明かした24歳の現役イングランド代表。また彼は、“ハグ”禁止など、試合中においてもコロナの感染防止対策が厳しく求められるなかで、ゴール後にチームメイトと披露した話題の“エア握手”にも言及した。

「フットボールを続けるために細かいルールが要求されているけど、結局はシーズンが続くことをみんな望んでいる。ゴールを決めてもソーシャルディスタンスを守ることはミーティングでも言われていたことだ。それを軽いジョークにしただけだよ」

 今後も好調レスターを引っ張るマディソンの“一挙手一投足”に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】“無角度”からニアをぶち抜く!“皇帝”インスパイアの一撃はこちら(41秒〜)