フランクフルトに所属する37歳の長谷部誠は、2021年6月末までの契約を1年延長する方向で調整が進められ、今週中にも新たな契約が結ばれるのではないかと伝えられている。

 元日本代表主将は、今シーズンはリーグ戦19試合に出場。前節ブレーメン戦で敗北するまでは11試合無敗に貢献し、直近3試合はフル出場していた。その鉄人ぶりはドイツでも「驚異的」と称えられているほどだ。

 そんななか、現地紙『Frankfurter Rundschau』は3月4日付でフランクフルトMFのセバスティアン・ローデのインタビューを掲載。来シーズンのキャプテン候補にもあがっている30歳のベテランMFは、フランクフルトと2024年までの契約を結んでいる。

「今のチームは僕らにとってとても良いね。選手の波長が合っていて素晴らしい。縦に速い選手がいて、強いデュエルができて、オフェンスとディフェンスのバランスが取れている。これだけ勝てれば、自信にならないほうがおかしい。先発メンバーだけではなく、今はベンチ人員も充実している。チャンピオンズ・リーグ(CL)への道のりはまだ長いけれど、可能性はゼロじゃない」
 
 フランクフルトでの生活が充実していると述べたローデだが、今は長谷部とジブリル・ソウに定位置を奪われている。だが、今後は「第二のハセベ」として期待を背負う存在でもある。

 そのことについて記者に問われると、ローデは「僕はもう最年長グループだよ(笑)」と応じ、このように述べている。

「契約がある限りはそれを全うしたいけれど、その先は考えていない。たぶん、僕はケガなど多く経験してきたし、そこまで長くはできないだろう。引退した後は健康的な時間を過ごしたいね。ハセ(長谷部)ほど長くはやらないし、できない。ああなるためには特別な遺伝子が必要なんだと思う(笑)。

 彼の母国には54歳でプレーしている日本人選手がいて、ハセのライバルは僕じゃなくてその人だ。まあ、たまにハセがロッカールームで激しくせき込むところは目撃するけどね(笑)」

 記事内では、54歳の日本人選手とは、Jリーグの横浜FCに所属する三浦知良だと注釈が添えられている。どうやらその驚異的なキャリアによって、カズの存在はドイツにも届いているようだ。

 フランクフルトは来季CL出場圏内の4位につけており、次節は日本代表MF遠藤航を擁するシュツットガルトと対戦する。悲願のCL出場に向け、長谷部、そしてローデらベテラン戦士の頑張りは、今後の勝敗を左右する重要な要素になるはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部