現地時間3月7日、ラ・リーガ第26節の大一番、アトレティコ・マドリー対レアル・マドリーのマドリード・ダービーが前者の本拠地ワンダ・メトロポリターノで開催された。

 首位のアトレティコは、5−4−1を採用。右ウイングバックに、賭博の規定違反による10週間の出場停止処分が明けたトリッピアーが復帰。ジョアン・フェリックスはベンチスタートとなった。

 1試合消化が多く5ポイント差で追うマドリーは、いつもの4−3−3で、主将のセルヒオ・ラモスを故障で欠くものの、CFにエースのベンゼマが3試合ぶりに怪我から復帰。両ウイングには左にアセンシオ、右にロドリゴが入った。

 立ち上りからペースを握ったのは、今シーズン最初の対戦では受けに回って0−2で敗れたアトレティコ。高い位置でプレッシャーを掛けてボールを支配すると、15分に先制ゴールを奪う。ナチョをかわして右サイドを駆け上がったマルコス・ジョレンテが絶妙のタイミングで出したパスに反応して抜け出たスアレスが、右足のアウトサイドでGKクルトワの牙城を破り、鮮やかにネットを揺らした。

 先制を許したマドリーは、17分にベンゼマがヘッド、29分にはカゼミーロがミドルで狙うも、前半のチャンスはこの2回ぐらい。40分には、CKの際にアトレティコのDFフェリペの腕にボールが当たったが、主審のオンフィールドレビューの結果、ハンド(PK)にはならなかった。

 後半、立ち上がりからマドリーが攻勢を強めるも、逆にカウンターからアトレティコが立て続けにチャンスを創出。53分にはスアレスのパスからカラスコ、54分にはカラスコの折り返しを受けたスアレスがシュートを放つが、いずれもクルトワの好守に防がれる。

 その後もチャンスを作り出したのはホームチーム。66分には、63分からカラスコに代わって入った途中出場のJ・フェリックスのパスからスアレスが狙うも、これもGKの正面を突く。

 両ウイングを下げて、ヴィニシウスとバルベルデを投入したマドリーは75分、右SBルーカス・バスケスのクロスをカゼミーロがスルー。ベンゼマが右足を振り抜くも、枠を捉えられない。

 80分にも左サイドを突破したヴィニシウスのグラウンダーのクロスにベンゼマが合わせたが、オブラクのビッグセーブで防がれる。こぼれ球を狙ったシュートも守護神に阻まれる。

 このままアトレティコの勝利で終わるかに思われた88分、ついにマドリーが同点に追い付く。敵ゴール前で強引な突破を見せたベンゼマが、カゼミーロとのワンツーから冷静にネットを揺らした。

 試合はこのまま1−1で終了。劇的な同点弾でマドリーが追い付き、両チームの差は5ポイントのままとなっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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