英紙『The Guardian』が、かつてスコットランドの名門セルティックで活躍した中村俊輔(現・横浜FC)のインタビューを掲載した。

  2005年夏に、ゴードン・ストラカン監督に乞われてセリエAのレッジーナからセルティックに加入したレフティは、自慢のテクニックを存分に披露し、4シーズンに渡って主軸として活躍。国内リーグ3連覇に貢献し、リーグMVPにも輝いた2006-07シーズンのチャンピオンズ・リーグ、マンチェスター・ユナイテッド戦で決めたFK2発は伝説となっている。

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『The Guardian』紙は、「ストラカンの下、セルティックでプレーしたシュンスケ・ナカムラは42歳でまだ現役を続けている」と題した記事で、「プレーメーカーはセルティックに加わって4年間の成功を収めてから、16年が経った。42歳となったベテランは、多くの出場時間はないが、日本のトップリーグで横浜FCのためにプレーしている」と現状を紹介。本人のコメントを紹介している。

「まだセルティックをフォローし、ニュースや試合を見たりしている。今シーズンは(リーグ優勝したライバルの)レンジャーズが強く、チャンピオンシップに勝つに値したと思う。セルティックが、この失望を糧に、来シーズンに勝利することを願っています」
 
「僕のプレースタイル、僕の人生、そして家族の人生は、すべてそこにうまくマッチしていた」と、スコットランド時代を振り返った元日本代表の10番は、こう続けている。

「子どもたちの幼稚園は、とても歓迎してくれた。僕の英語は上手ではなかったけど、彼らは会話を理解しようとしてくれた。地元の人たちが他の人をリスペクトし、気遣っていると感じた。私たち家族には、とても楽しくて幸せな時間だった」

 さらに、日本とスコットランドにおけるホーム&アウェーの違いについても言及している。

「日本のサポーターは(試合中に)ずっと応援してくれて、これはJリーグの良い特徴だと思う。一方、スコットランドや海外のサポーターは、ひとつひとつのプレーに明確に反応し、プレーヤーのモチベーションに直接影響する。アウェーでプレーした時、僕らは臆病になり、時には自信を失った。

 Jリーグではそういう気持ちになることはなかったけど、海外でプレーした時は、力強いサポーターの力が選手たちを励ましてくれた。だからこそ、チャンピオンズ・リーグでホームで3-0と勝ったのに、(リーグ戦で)アウェーで0-3と負ける可能性があるのだと思う。まるでホームから離れると、自分たちのサッカーができないかのようで、それは奇妙な気分だった」

 熱狂的で知られるセルティック・サポーターの力強い応援が、冷静沈着なファンタジスタのプレーに与えた影響は、小さくなかったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部