現地時間5月6日にヨーロッパリーグ(EL)の準決勝・第2レグが開催され、アーセナルはビジャレアルとホームでスコアレスドロー。アグリゲートスコア1−2で敗戦を喫した。

 プレミアリーグで9位と低迷し、EL制覇でのチャンピオンズ・リーグ出場権獲得が最大のミッションだっただけに、1-0の勝利でも勝ち抜け可能だった状況での敗戦に、ファンや関係者の落胆は計り知れない。

 しかも、ビジャレアルを率いるのは、ミケル・アルテタ監督の前任で、昨シーズンにほかでもないアーセナルが更迭したウナイ・エメリだ。英紙『The SUN』によれば、試合後に一部のサポーターが選手や関係者用の出入り口に集まり、「封鎖」をして怒りを露にしたという。

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 OBも黙っていない。とりわけ辛辣だったのが元イングランド代表DFのマーティン・キーオンだ。英メディア『BT SPORTS』で、「ビジャレアルが戦術をコントロールした。エメリはアルテタが相手をするには賢すぎた」と語り、指揮官の経験不足を指摘した。

「経験不足が、おそらく彼を犠牲にした。モチベーションのせいなのか、戦術のせいなのか、とにかくチームは上向きにならなかった。彼は前の監督との知恵比べで負けた。オーナーにとって少し恥ずかしいことだ」

 そして批判の矛先は、そのオーナーのスタン・クロエンケ氏にも向けられている。

「このクラブは彼にとって本当に重要なのか? 彼は他のサッカークラブ、バスケットボール、ホッケーなど6つか7つのフランチャイズを持っている。サッカーを愛しているのか? 我々には、このクラブを愛し、かつての場所に戻すことができる、このクラブを本当に望んでいる誰かが必要だ」

 悩める名門は、周囲が納得する形で改革を進めることができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部