オレ・グンナー・スールシャール監督が、殺人的スケジュールに激しい怒りをぶつけた。英衛星放送『Sky Sports』が伝えている。 

 マンチェスター・ユナイテッドは現地時間5月2日に、敗れればマンチェスター・シティのリーグ制覇が決まるリバプールとの大一番を予定していた。しかし、決戦の地オールド・トラフォードには、試合前から欧州スーパーリーグ構想の創設へ関わったオーナーに抗議するユナイテッドのサポーターが押し寄せ、現場は大混乱。開催は不可能となり、先日13日への延期が発表された。

 これでユナイテッドは、ローマとのヨーロッパリーグ(EL)準決勝・第2レグ(2-3で敗れるも、2戦合計8-5で決勝進出)から中2日で、プレミアリーグ第35節のアストン・ビラ戦を戦った後に、ともに中1日で同37節のレスター戦、延期分の同34節リバプール戦を迎えることとなり、過去にない厳しいスケジュールとなっている。これにはスールシャール監督も不快感を隠せない。

「こんなスケジュールは見たことがない。もはや現代フットボールではないね。結果が悪くなるのは目に見えている。サッカーをしたことがなく、これがどういうことかを理解していない、スーツを着て机に向かっている人たちから、非常に悪い手を打たれた」

 試合をこなしていくためには、今後の試合で選手をローテーションさせるしかないと主張している。
 
「5日間で3試合というのは、とてもとても難しく、ほとんど不可能だ。8日間で4試合というのもね。しかし我々はこの挑戦を受け止める。決してすねているわけではないんだ。プレミアリーグのフィジカルな部分を理解していない人たちがいると言いたいんだ。世界最高のリーグだからね。

 こんなに短い期間に3試合をどうやって戦うのか、私には分からない。チャンピオンズ・リーグの出場権を争うチームの中には、『あれはユナイテッドのベストチームではない、ベストプレーヤーではない』と考えるチームもあるだろう。しかし、私は選手たちを気遣わなければならない。そのためには誰かが私の1試合、あるいは2試合のチーム選択に満足できないかもしれない」

 一方で、ユナイテッドほどではないにせよ、同様に過密日程を強いられているリバプールのユルゲン・クロップ監督は「あまりクールではない」としながらも、「これが現実であり、文句を言うようなことではない」と話すに留まった。

 ただでさえ、疲れの溜まっているシーズン最終盤。“赤い悪魔”は窮地を乗り切ることはできるか。先日のローマ戦に加え、今後の試合日程は以下の通りだ。

5月6日 EL準決勝・第2レグ vsローマ(●2-3)
5月9日 プレミア第35節 vsアストン・ビラ
5月11日 プレミア第36節 vsレスター
5月13日 プレミア第34節 vsリバプール
5月18日 プレミア第37節 vsフルアム
5月23日 プレミア第38節 vsウォルバーハンプトン
5月26日 EL決勝 vsビジャレアル

構成●サッカーダイジェストweb編集部

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