サム・アラダイス監督が無念の降格を嘆いた。クラブ公式サイトが伝えている。

 昨シーズンにイングランド2部を2位でフィニッシュし、3年ぶりにプレミアリーグ復帰を果たしたがウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)は、今シーズンは開幕から低空飛行が続き、昨年12月にスラベン・ビリッチ監督を解任。その時点でわずか1勝という惨状だった。

 後任を“ビッグ・サム”の愛称で知られるアラダイスに託したが、これまでにニューカッスルやウェストハム、クリスタル・パレス、エバートン、イングランド代表などで通算500試合以上の指揮を執ってきた百戦錬磨の指揮官も、チームを立て直すことができなかった。

 迎えた現地時間5月9日のプレミアリーグ第35節、アーセナル戦。ウィリアンに移籍後初ゴールを許すなど、1-3で完敗し、3試合を残しての降格が決定した。

【動画】ペペの芸術弾&ウィリアンのアーセナル初弾などで3発完敗…WBAの降格が決まる

 試合後、取材に応じたアラダイス監督はがっくりと肩を落とし、率直な思いを吐露。同時に「チャンスはあった」と明かし、ターニングポイントにも具体的に言及している。
 
「本当にガッカリだよ。多くの人が我々の降格を予想していたのは明らかだが、それにしても本当に辛いことだ。恐ろしい気分だよ。残り3試合でこのような状況にならないように、多くのチャンスはあった。選手たちが一貫して良いパフォーマンスを見せていたからね。ただ誰もが知っているように、これらのパフォーマンスを勝利に結びつける必要があった。

 2月と3月には、フルアム、シェフィールド・ユナイテッド、バーンリー、ニューカッスルといったチームと対戦し、差を縮めるチャンスがあった。しかし、いずれも勝つことができなかった。それらのチームを寝かせるべきだったんだ。先日のウルブス戦もね」

 これ以上ない力となるファンの不在も、大きかったようだ。

「もし、ホームでファンが応援してくれていたら、どうなっていただろう。フルアムやマンチェスター・ユナイテッドとのホームゲームに勝っていたかもしれない。しかし、残念ながらパンデミックの影響で、ファンが我々を助けることはできなかった」

 指揮官も話したように、WBAは残り3試合で「1つでも多くの勝利を収め、プロ意識を保つ」ことができるか。せめてもの意地を見せ、来シーズンに繋がる締めくくりをしたいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部