“ビッグ・サム”が、前代未聞の結末を迎えた一戦を振り返った。英紙『Daily Mail』が伝えている。

 すでに2部降格が決まっているウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)は現地時間5月16日、プレミアリーグ第36節でリバプールとホームで激突。15分にハル・ロブソン=カヌーが幸先良く先制点を奪うが、33分に警戒していたモハメド・サラーに同点ゴールを奪われてしまう。

 それでも71分、CKからセミ・アジャイがヘディング、これをゴール前のカイル・バートリーが右足で押し込み、勝ち越しかと思われたが、オフサイドポジションにいたマット・フィリップスがGKアリソンの視界を遮ったとしてノーゴールになってしまう。

 すると、このまま終了かと思われた後半アディショナルタイム5分。CKからまさかのアリソンにヘッドで叩き込まれ、失点。1-2で痛恨の逆転負けを喫した。

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 試合後、インタビューに応じたサム・アラダイス監督は、「フィリップスがGKの前にいようがいまいが、あのボールをGKがセーブすることはありえない」と、オフサイドで得点が認められなかったことに怒りを露わに。そのうえで、ブラジル代表守護神に許したプレミアリーグ史上初のGKによるヘディング弾には、「試合の最後の数秒でスイッチが切れてしまった」として、こう嘆いている。

「彼は6フィート3インチ(190.5センチ)もあるのだから、我々はもっと大きな選手が対応するべきだった。質の高いボールと質の高いヘディングだったが、彼はフリーだった」

 また、66歳のイングランド人指揮官は、奇跡的に勝点3を拾ったリバプールのユルゲン・クロップ監督にも“口撃”している。

「ユルゲンは、いつも自分が正しいと思っているだろう? 彼はいつも正しいよ。そして今夜、彼はラッキーな男であり、彼もそれを知っている」

 これまでにニューカッスルやウェストハム、クリスタル・パレス、エバートン、イングランド代表などで通算500試合以上の指揮を執ってきた百戦錬磨の老将も、今回ばかりは初めての経験だったに違いない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部