6月1日の監督就任から、リーグ戦1試合、天皇杯1試合を消化した。前者ではV・ファーレン長崎に0-1と敗戦したが、後者ではギラヴァンツ北九州に1-0の勝利を収めた。

 SC相模原を新たに率いる高木琢也監督は「僕自身が要求しているものを、やろうというのはすごく感じます。明らかに変わっていっている」と語る。

 顕著な変化は、積極的かつ組織的なプレッシングだ。前から奪いにかかり、後ろもしっかりと連動して続く。

「プレスに行くにしても、スピードアップするところや、ここは絶対前を向かせてはいけないとか、ここはある程度、規制をかけなければいけないとか、そのメリハリの動きがないと」

 ディテールを詰める作業は今後も必要だが、指揮官は「選手の判断にある」とも考えている。加えて、現段階ではそこまで制限をかけるつもりはないようだ。

 まずは、選手たちの持つパワーやエネルギーを、しっかりとアウトプットさせる。

「負けがこんでいるなかで、何が一番問題になるかというと、間違いなくメンタル。そういう意味では、たくさんのことを選手に伝えて、すぐできるというものではたぶんないと思う。自信というか、気持ちの部分で出し切れていないものがある。まず僕の役割としては、それを出せるような環境、出せるような状況を作ることが一番だと思っている」
 
 チームは現在、リーグ戦では4連敗中だ。結果が出なければ、どうしても後ろ向きになりがちだが、まずはそうならないためのアプローチで選手たちを奮い立たせる。

 高木監督は「自尊心」という言葉も口にする。選手たちがどれだけ自分たちを信じて、アクションを起こせるか。実際、ピッチ上で「それはやってくれています」と確かな手応えを得ている。

 なによりも、まずは勝利が欲しい。次節はアウェーでの水戸ホーリーホック戦。アグレッシブな戦いで、巻き返しに弾みをつけるような勝点3を掴みたい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストweb編集部)

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