五輪メンバー発表前の最後のテストマッチで、U-24代表はジャマイカのフル代表と対戦して4-0で完勝した。久保、遠藤、上田、堂安が得点。期待されている選手がしっかりと活躍する。良い流れができているよね。

 特に印象的だったのは、CFで後半から交代出場した上田。GKの頭上を抜くループシュートは見事だったし、目に見える結果でアピールできたと思う。裏に抜けるタイミングも抜群で、ゴールへの意欲も常に高い。どの試合でも点を取りそうな雰囲気を漂わせている。

 さらに、大迫のように懐の深いキープでボールを収めることができる。そこでタメを作って、味方の攻撃参加を促す。守備も手を抜かず献身的にこなす。前線の軸として、外せない存在なんじゃないかな。

 2列目も充実している。久保のドリブルやイマジネーションは言わずもがなで、チーム最大のストロングポイントに。10番を背負う堂安も負けていない。取るべきところでゴールできる。なによりも、あの面構えがいいよね。ベンチに座っている表情を見ても、自信に満ち溢れている。

 三笘は淡々と質の高いプレーを披露。縦にも中にも変幻自在に突き進んで、効果的なパスも出せる。攻守両面でアグレッシブに振る舞える相馬も頼りになる。

 加えて、遠藤や田中らダブルボランチは果敢にミドルを狙うし、右サイドバック酒井の迫力満点のオーバーラップも。今の日本の攻撃はバリエーションが豊富で、見ていて楽しいよね。

 それでも本大会では攻めあぐねるシチュエーションもあるかもしれない。その時に注目したいのが“左サイドバック”の旗手だ。

 もともとは攻撃の選手で、複数のポジションをこなせるユーティリティプレーヤーだ。当然、特長は攻撃力にあるわけだけど、その強みを左サイドバックで生かしたい。
 
 自分も現役時代にサイドハーフとサイドバックの両方でプレーしていたから分かるけど、前目のポジションに比べて、サイドバックは相手のプレッシャーがそこまでこない。前を向いて、フリーでボールを持てる場面が多い。そこで持ち前の攻撃センスを発揮すれば、チームとしても楽になる。中を固められても、外でポイントを作れる。これは大きいよ。

 守備面が懸念されるかもしれないけど、旗手はスピードがあるし、1対1でも果敢に戦う姿勢を見せる。あとは同サイドのセンターバックとうまく連係が取れれば、そこまで不安はないはず。

 ジャマイカ戦でも先発して、チャンスにつながるパスを供給していた。三笘、田中との“川崎トライアングル”で、テンポ良くボールを動かしてチームのポゼッションを高める。メンバーに選ばれれば、かなりの戦力になるんじゃないかな。

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