移籍市場において、先を読むことは不可能だ。選手とクラブが相思相愛でも、話がまとまらず、最終的に別のクラブに移籍するケースは少なくない。

 惜しまれながらリバプールを契約満了で退団したジョルジニオ・ヴァイナルダムは、パリ・サンジェルマン加入が決定した。だが、以前から噂されていたバルセロナへの移籍を望んでいたという。

 米スポーツチャンネル『ESPN』によると、オランダ代表のヴァイナルダムは6月12日の会見で、「自分に言えるのは、異なる選択をしたということ。難しい選択だった」と話している。

「バルセロナとは4週間交渉したけど、合意に至らなかった。パリSGはそれよりもっと断固とした姿勢で、早かった。それに本当に魅力的なプロジェクトだったんだ。でも、難しかったよ。バルセロナに行くと思っていたことも言わなければならない。長いこと、本当に僕に関心を示してくれた唯一のクラブだった」

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 確かなのは、ヴァイナルダムが早く去就を決めたいと望んでいたことだ。EURO2020初戦を前に、「EUROの間は100%大会に集中したいと望むものだ」と話している。

「とても忙しい1週間だった。そこで僕は選ばなければいけなかった。自分がプレーしたいと望むふたつのビッグクラブだ。大会前に決められてほっとしているよ。どうしても頭をよぎるものだからね」

 オランダ代表で指揮を執っていたロナルド・クーマンが監督になって以降、ヴァイナルダムに熱い視線を送ってきたバルセロナだが、早期に話をまとめられなかったのが響いたのだろうか。

 ヴァイナルダムはパリSGと2024年までの3年契約を結んでいる。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部