[J1リーグ19節]徳島0-1FC東京/6月23日(水)/鳴門・大塚

 前日に東京五輪を戦うU-24日本代表の登録メンバーが発表され、候補となっていたFC東京の田川亨介は落選となった。

 一夜明けて臨んだ徳島戦で先発起用された田川は、開始5分、相手DFの一瞬のミスを見逃さず、猛烈なプレスを仕掛けボールを奪うと、冷静にGKをかわしてシュートを流し込み、先制点をゲット。結局このゴールが決勝点となった。

 試合後に得点シーンを振り返った田川は、「どんどん前から行って、守備からハメていこうという狙いで臨みました。上手く試合の入りからそれが出来ていて、そこで奪えて点が取れたというのは良かった」とし、「僕がボールを奪ったけど、チームメイトのみんなが連動してボールを奪おうという気持ちでやってくれていたのが、ああいうミスを誘うことに繋がったんだと思う。僕だけでなくみんなのおかげだと思っています」と語った。

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 前日のメンバー発表落選を受けた直後の試合とあって、気迫のこもったプレーを見せていた点を聞かれると、気持ちをこう打ち明けた。

「あまり深く考え過ぎず、今日の試合にぶつけてやろうと、昨日からずっと考えていました。あまりネガティブな方には考えないように、それが試合に出ると思っていたので、次に切り替えようという気持ちで臨みました」

 そんな田川のプレーを長谷川健太監督も「値千金のゴールを決めて、今日はしっかりと仕事をしてくれたと思います」と称賛。

 さらに指揮官は、前向きにプレー出来ていた点についてはこんなエピソードも明かした。

「試合が終わった後も、何人かの選手が『良いアピールできたな亨介』と声をかけていて、本人も『もう遅いです』と答えていたので、そういう意味では本人なりにしっかりと切り替えて今日の試合に臨んでくれたのだと思います」

 そして、「活躍をして、次はA代表に入るように頑張ってもらいたい」と期待を募らせた。

 ビッグトーナメントの参加資格は得られなかったものの、22歳のFWは、悔しさを受け止め勝負に徹するプロ魂を見せつけた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部