20歳の若武者は「油断大敵」という言葉を心底実感したに違いない。

 バイエルン・ミュンヘンは現地時間7月24日、プレシーズンマッチでアヤックスと対戦し、2-2のドローに終わった。前後半に1点ずつ獲り合った一戦で、問題の場面が起きたのはハーフタイム直前だった。

 相手のバックパスをペナルティエリア手前でかっさらったヨシュア・ザークジーは、前に出てきたGKを冷静にかわし、あとは無人のゴールに流し込むだけとなるが、ここでまさかの事態に。ザークジーは得点を確信し、ゆっくりと歩いて押し込もうとしたため、猛然とカバーに入ったアヤックスDFペル・スフールスに追いつかれ、最後は決死のスライディングに遭い、外へかき出されてしまったのだ。

【動画】あとは押し込むだけだったのに…油断は禁物を心底感じされられるプレー

 同胞の先輩にしてやられたU-21オランダ代表FWは、呆然とするしかなかった。

 目を疑うような緩慢プレーには、世界中のファンも反応。ザークジーへは批判が、スフールスへは賛辞が続々と集まっている。
 
「ザークジー何してるん笑」
「酷すぎだろ」
「ザークジーは全ての才能を手に入れた」
「これが公式戦だったら…」
「最後まで諦めない、こういう選手はいいね」
「スフールスは未来のキャプテンだ」
「ザークジーに誰もが学ぶべき価値のある教訓を授けた」

 なお、英メディア『SPORT BIBLE』によれば、ユリアン・ナーゲルスマン新監督は試合後の会見で「公式戦であれば、彼はもっと真剣になっていたと思うし、そうあってほしいと思っている。そのことについて彼に話す必要はない。彼自身、もっと上手くやれたはずだと分かっている」とコメント。公の場で選手を批判することはなかった。

 昨季はバイエルンでも冬にレンタル移籍したパルマでも出場試合を伸ばせず、不本意なシーズンを過ごしたザークジー。28日に行なわれるボルシアMGとの強化試合できっちりと結果を残し、34歳の指揮官のハートを掴めるか。

構成●サッカーダイジェストweb編集部