五輪サッカーの注目度がワールドカップと比べて下回るのは否めない。だが、3試合連続ゴールという大活躍が目を引かないはずはないだろう。

 7月28日の東京五輪グループステージ第3節で、日本はフランスに4-0と快勝し、3連勝でグループ首位通過を決めた。ゴールラッシュの口火を切ったのが、久保建英だ。データサイト『Opta』は、五輪本大会のグループステージ全試合で得点を挙げた初の日本人選手と紹介している。

 絶好調の20歳の活躍は、保有権を持つレアル・マドリーのマーケット戦略にも影響する。加入1年目はマジョルカ、昨季はビジャレアルとヘタフェにレンタル移籍していた久保は、今夏も再び武者修行に出るか、あるいは完全移籍の可能性が伝えられていた。

 28日、スペイン紙『Marca』は「マドリーはタケをどうするか迷っている」と報じた。

「セルヒオ・ラモスやラファエル・ヴァランヌ、アシュラフ・ハキミの放出に見たように、クラブは資金を得て節約することを目指している。だが、五輪でクボが見せているパフォーマンスは、トップチームで可能性を与えるべきか、売るべきか、疑問符を残す」
 
 また、同紙は「ボールを持つたびに、クボがほかと違う選手なのが分かる」と、小柄だが衝突を恐れないことや、速いパス、方向転換などを称賛。マルコ・アセンシオやロドリゴ、ヴィニシウス・ジュニオールに求められる仕事が可能だとの見解を示している。

 EU圏外枠の問題もあるが、久保が五輪で活躍を続ければ、その去就はますます騒がれるだろう。『Marca』のアンケートでは、約2400人の56%が「残すべき」と回答。「金になるので売るべき」の44%を上回った。

 レアル・ソシエダの関心が報じられている若きサムライを、マドリーはどうするのだろうか。いずれにしても、久保本人は五輪に集中しているだろう。31日の準々決勝、ニュージーランド戦でも活躍が期待される。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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