「“横浜大惨事”キム・ハクボム号、メキシコに3-6完敗」(『韓国経済』)
「“守備崩壊”キム・ハクボム号、メキシコに3-6屈辱負け…8強で脱落」(『news1』)
「キム・ハクボム号、メキシコに6失点惨敗…メダルの夢は水の泡」(『イーデイリー』)

 7月31日に東京オリンピック・男子サッカーの準々決勝が行なわれ、U-24韓国代表はU-24メキシコ代表に3-6で敗れた。キム・ハクボム監督率いる韓国は「2012年ロンドン大会の銅メダル以上」を目標に本大会に臨んだが、最終的にはメダル圏内にすら届かずに戦いを終えた。

 大会前から懸念された守備陣の不安定さは、結局、解決されることがなかった。DFチョン・テウクのクリアミスを決められて敗れたU-24ニュージーランド代表戦、GKソン・ボムグンが味方のバックパスをキャッチして、相手に間接フリーキックを与えたU-24ルーマニア代表戦など、本大会でもイージーミスを連発した守備陣は、メキシコ戦でも相手の攻撃陣をほとんど止められず。加えて、DFカン・ユンソンの不用意なファウルからPKで失点する場面もあった。
 
『中央日報』によると、男子サッカーに年齢制限が導入された1992年バルセロナ大会以降、韓国が4失点以上喫したのは今回が初めて。3点差での敗北は、スペインに0-3で敗れた2000年シドニー五輪、イタリアに0-3で敗れた2008年北京五輪と並ぶタイ記録だ。

 ワールドカップやアジアカップなど含めた国際大会全体では、イランに2-6で敗れた1996年アジアカップ以来、25年ぶりに6失点を記録した。

 それだけに、多くの韓国メディアも敗退の要因に守備陣を挙げた。なかでも、メキシコ戦大敗を“横浜の悲劇”と報じた『スポーツソウル』は、「(韓国の守備陣は)メキシコにあまりにも簡単にスルーパスを許した。とくに、相手ウイングとの1対1で両サイドバックがことごとく押され、ディフェンスラインの背後を突いたスペースへの侵入にもセンターバックが対応できなかった。メキシコは韓国の守備の弱点を認知したかのように、両サイドからゴール前に鋭いパスを試み続け、韓国はなすすべなくやられた」とし、「守備陣が自滅した」と痛烈に指摘していた。
 
 ほかでは、「メキシコ戦の惨敗、ワイルドカード(オーバーエイジ)の活躍で明暗が分かれた」と見出しを打った『マイデイリー』が、メキシコのオーバーエイジである守護神ギジェルモ・オチョア、2ゴールを挙げたエンリ・マルティン、1ゴール・1アシストの活躍を見せたルイス・ロモらと韓国のオーバーエイジを比較し、次のように伝えている。

「メキシコと比べ、キム・ハクボム号のワイルドカードの活躍には物足りなさがあった。ファン・ウィジョは試合終了直前に挽回のゴールを決めたが、得点があまりにも遅れた。クォン・チャンフンは、後半開始とともに出場して45分間プレーしたが、目立った活躍はなかった。大会直前、キム・ミンジェに代わり合流したパク・ジスも先発出場して80分程度プレーしたが、韓国はメキシコに6ゴールを許して崩れた」
 
 一方、U-24ニュージーランド代表とのPK戦の末に辛くも準決勝進出を決めたU-24日本代表のことも韓国では広く報じられている。

 とくには「韓国サッカー脱落、“日本は?”」(『国際ニュース』)、「日本列島は4強に熱狂、韓国は大敗に憤怒」(『スポーツ韓国』)、「韓国は衝撃的脱落、日本は進出」(『スターニュース』)など、日韓を比較して伝えるメディアが多く見られた。

 準々決勝を対照的な結果で終えた両国。苦しみながらもメダル獲得に一歩前進した日本に対し、韓国は失意のままオリンピックの舞台を去ることになった。

参照:スポーツソウル
「実は日本をかなり意識していた韓国キム監督、守備の自滅でむなしく挫折」
https://sportsseoulweb.jp/sports_topic/id=32313

文・構成●ピッチコミュニケーションズ

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