移籍に関して、クラブ関係者がいつもすべてを明かすとは限らない。

 ボローニャのクラウディオ・フェヌッチCEOが8月3日、新戦力マルコ・アルナウトビッチの入団会見で、去就が注目される冨安健洋について言及した。

 冨安は以前からトッテナムやアタランタからの関心が報じられている。だが、イタリアの移籍情報サイト『TUTTOmercatoWEB』によると、フェヌッチCEOは今回の会見で「彼はボローニャの選手であり、ボローニャに残ることもあり得る」と話した。

「複数クラブからの関心がある。現時点で交渉中のところはない。われわれが進めたいと望んでいるとは限らない。セリエAに戻ってから、われわれはかなり投資してきたので、遅かれ早かれ、いくつかの放出を検討することはあり得る。だが、進んでいる交渉はない。最後までグループがこのままではないとは限らない」
 
 現時点で冨安が移籍する見込みはないということだろうか。そして、移籍する場合のタイムリミットも迫りつつある。フェヌッチCEOは、スカッド完成の“締め切り”はないとしたうえで、「だれかが去れば、代わりを獲る。それには時間が必要だ」と続けている。

「放出することになる場合、土壇場にはならないだろう。スカッドを完成させる可能性がなくなるからだ」

 イタリア・メディアは、トッテナムがアタランタのクリスティアン・ロメロ獲得に近づいており、アタランタはその穴をユベントスからメリフ・デミラルを獲得することで埋めようとしていると報じた。アタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督が、ロメロの後釜として冨安よりデミラルを望んだという。

 東京五輪に参戦中の冨安は、銅メダルがかかる3位決定戦に集中しているだろう。一方で、その去就への注目度も高まっている。2021-22シーズン、冨安はどのクラブでプレーするのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部