現地時間9月16日、ブンデスリーガ公式はシュツットガルトに所属する日本代表MF遠藤航の特集を掲載した。

「シュツットガルトのキャプテン、遠藤航は、ペッレグリーノ・マタラッツオ監督のチームに欠かせない歯車となっており、司令塔であり、縁の下の力持ちだ。バイエルンにおけるヨシュア・キミッヒや、ヴォルフスブルクのマクシミリアン・アーノルドと並ぶ、ブンデスのトップMFとして活躍している。我々は、長谷部誠、香川真司に続き、ドイツのトップリーグでスターに成長した日本代表選手に敬意をもってスポットライトを当てる」

 遠藤は2019年8月、ベルギー1部シント=トロイデンから当時2部だったシュツットガルトに期限付きで加入。買取オプション付きのレンタルで、2020年7月にはOP行使で完全移籍が決定。かつて香川を見出したスベン・ミスリンタートSDは、コロナ禍という不安定な情勢のなかでの決断に、「遠藤がクラブに何をもたらすかについては、不確実な要素は何ひとつなかった」と語っていたと紹介されている。

 また、指揮官が今季から遠藤を主将に抜擢した理由について言及したコメントも掲載。マタラッツオ監督が「皆を引っ張っていける存在であること、そして模範となる存在であること。私が彼を選んだのは、それを備えているからだ」と全面的な信頼を寄せていることにも触れている。
 
 では、遠藤のプレーの凄さはどこにあるのか。ブンデス公式はこのように綴っている。

「28歳の彼は、すでにリーグ4試合を通じて、チームの多くの負担を背負っている。昨シーズンはデュエル勝利数476回でトップに立ったが、今季もすでに66回をマークし、トップの座に座っている。

 だが、彼は単なるデュエルの勝者ではない。遠藤は守備的MFとしてボールを操っているが、彼よりも多いボールタッチを記録する同ポジションの選手は、ブンデスではキミッヒとアーノルドだけだ。そして彼は、これまでの試合を見てもわかるように、ペナルティエリア内でアタッカー並みに脅威となりうる存在なのだ」

 これまでに監督やミスリンタートSDから「戦士」「ボディーガード」「心臓」といった様々な言葉で称賛されてきた遠藤。ブンデス公式は、現在最もふさわしい言葉は「要」だろうとしている。

「遠藤の夢はシュツットガルトでドイツの王座に返り咲き、チャンピオンズ・リーグに出場することだ。マタラッツオ監督が信頼するソルジャーが引っ張るチームは、今季の成功に向けて、エンジンをかけ続けている」

 シュツットガルトは4試合を終え、1勝1分2敗、現在リーグ10位だ。次節はレバークーゼンとの対戦を控えている。東京五輪への参加、日本代表活動での疲労蓄積が懸念されている日本人プレーヤーだが、替えのきかない存在ゆえに、リーグ戦出場は続くと予想され、その鉄人ぶりを見せつけることになりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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