[J1リーグ30節]FC東京1−2浦和/9月25日/味の素スタジアム

【チーム採点・寸評】
FC東京 5
開始早々に先制したが、後半に失速。押し込まれた展開で逆転を許し、その後に採用した3−5−2システムもハマらなかった点を踏まえて厳しい採点とした。

【FC東京|採点・寸評】
GK
13 波多野豪 6
14分に江坂のFKをファインセーブしたのが最大のハイライト。2失点したとはいえ、ボールへの反応スピード自体は決して悪くない。

DF
3 森重真人 6
田川の先制弾につながったフィードはパーフェクト。個の働きに目を向ければミスは少なく、むしろ好プレーが多かった。

28 鈴木準弥 5.5
前半はセットプレーのキッカーとして好機を演出する一方、身体を張った守備でピンチの芽を摘む。ただ、浦和ペースとなった後半は後手に回るケースが少なくなかった。

32 ジョアン・オマリ 6
フィジカル勝負に滅法強く、ゴール前に放り込まれたボールも根気よく弾き返していた。なれない3バックでも守りに関しては大きなミスがなかった。

50 長友佑都 5.5
この日も声で味方を鼓舞し、激しい守備でボールにアタック。気がかりは3−5−2システムになってからの攻撃面での貢献度の低さか。
 

MF
8 髙萩洋次郎 5(HT OUT)
やや判断が遅い印象。22分に自陣で囲まれた局面でも、そうなる前にクリアしてもよかった。前半だけでの交代は妥当か。

21 青木拓矢 5.5(64分OUT)
前半はボランチでコンビを組んだ安部といい距離感で中盤のバランスを保ったが、後半に入ってボールへの寄せが甘くなり……。尻すぼみの感が否めなかった。

23 渡邊凌磨 5.5(HT OUT)
33分のミドル、34分のトラップとスキルが光るシーンも。ただ、ゴールチャンスがありながらも無得点に終わったのは残念だった。

27 田川亨介 6(85分OUT)
酒井の裏に走り込んでの先制弾は痛快。61分のヘディングシュートはクロスバーに当たったものの、ゴールに向かう姿勢は良かった。

31 安部柊斗 5.5
ボール奪取からシュートに持ち込んだ9分のプレーをはじめ前半は躍動感溢れるプレーを披露。悔やまれるのは後半で、連戦の疲れからか、攻守両面で精彩を欠くようになった。
 
FW
11 永井謙佑 5.5(60分OUT)
ハイプレスを怠らないスタンスはさすが。とはいえ、攻撃面での見せ場は限られ、FWとしての仕事を全うしたとは言えなかった。
 

交代出場
FW
9 ディエゴ・オリヴェイラ 5(HT IN)
永井と2トップを組む形で途中出場もタイトなマークに苦しみ、消えてしまった時間帯も。いつもの輝きはなかった。

MF
10 東 慶悟 5(HT IN)
後半の頭から右サイドハーフを担当し、その後、3−5−2では3センターハーフの中央に。攻撃の起点になれず、チーム全体に落ち着きをもたらすことができなかった。

FW
15 アダイウトン 5.5(60分IN)
後半途中から採用した3−5−2システムで左ウイングバックを担う。何度か強烈なドリブル突破があったが、決定的な仕事はできず。

MF
7 三田啓貴 5.5(64分IN)
ドリブルとパスを使い分けて局面を打開しようとしたものの、浦和の守備を崩せず。「どうにかしたい」という気持ちは伝わってきたが。

DF
5 ブルーノ・ウヴィ二 −(84分IN)
“パワープレー要員”として投入され、FWとしてゴールを狙う。しかし結果的にはシュートにすら持ち込めなかった。

監督
長谷川健太 5
自身の誕生日を勝利で祝えず。3−5−2システムの採用、ウヴィ二のFW起用も空回りし、監督本人も「敗因は自分」と試合後にコメント。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
【チーム採点・寸評】
浦和 6.5
前半はなかなか相手のゴール前に行けなったが、それでも焦れずにパス主体のサッカーで押し切った。流れを掴んだ時間帯に逆転ゴールを決めた点で勝負強さが光った。

【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 6
8分に安部のミドルを弾き、34分には渡邊のシュートを阻止。開始直後の失点にも動揺せず、安定したパフォーマンスを披露した。

DF
2 酒井宏樹 6(78分OUT)
開始直後、田川に裏を取られたミスはいただけない。それでも果敢に右サイドを攻め上がり、GK波多野の股を抜くシュートで同点弾を決めた仕事ぶりは評価に値。負傷交代が悔やまれた。

4 岩波拓也 6.5
パスやシュートコースを限定するディフェンスでFC東京の攻撃をスローダウン。永井のプレッシャーを受けながらも、大きなミスはなかった。

15 明本考浩 6
左サイドの広範囲をカバーし、38分にはグラウンダーのクロスでチャンスを作りかけた。守備をこなしたうえでの攻撃参加は“ジャブ”のようにきいていた印象だ。

28 アレクサンダー・ショルツ 6.5
組み立てに関与しつつ、機を見た攻め上がりでシュートまで持ち込む積極性も。守備では59分のカバーリングが見事で、攻守の両局面で良質な働きだった。
 
MF
18 小泉佳穂 6(87分OUT)
丁寧なボールの出し入れでリズムを作ろうとする姿勢がグッド。ぶれない技術で交代するまで丹念にゲームメイクをしていた。

24 汰木康也 5.5(64分OUT)
得意のカットインを織り交ぜながらチャンスを作ろうとしたが、なかなかゴール前には進入できず。不完全燃焼の感が強い。

29 柴戸 海 6.5
27分のインターセプト、前半アディショナルタイムの鋭い縦パスと要所でのスキルが目を引く。最後までよくボールに絡んだ。

40 平野佑一 6(78分OUT)
30分に髙萩にボールをかっさらわれるなど不用意なミスも。ただ、最高のパスから酒井の同点弾を演出し、53分には強烈なミドルといくつか見どころを作った点でポジティブな評価に。

41 関根貴大 6(87分OUT)
酒井のオーバーラップを引き出すタメと、江坂のゴールにつながったミドルが好印象。勝負どころでの強引さがこの日は良い面に映った。
 
FW
MAN OF THE MATCH
33 江坂 任 6.5
独特の間合いでタメを作る技術が秀逸。66分には相手の足が止まった瞬間を見逃さず、丁寧に蹴り込んで逆転だと抜け目なかった。試合を決めた点を重視し、マン・オブ・ザ・マッチに。
 
交代出場
FW
7 キャスパー・ユンカー 5.5(64分IN)
90分にボールを足もとに収めたプレーは上手かった。ただ、チャンスボールに恵まれずシュートは1本のみだった。

DF
8 西 大伍  −(78分IN)
アダイウトンの対応で甘い部分もあったが、致命的なミスはなかった。酒井の穴をカバーしたと言えるだろう。

MF
17 伊藤敦樹 −(78分IN)
球際の競り合いで存在感を示す。試合終盤のFC東京の攻撃を防ぐうえで短い出場時間ながらも懸命にファイトした。

MF
11 田中達也 ―(87分IN)
後半アディショナルタイムでの右サイドで粘ったプレーが印象的。どうにかアピールしたいという意欲は少なからず伝わってきた。

DF
5 槙野智章 −(87分IN)
岩波、ショルツに挟まれる形でCBに入った(3バックの真ん中)。クローザーとしての役割は果たした。

監督
リカルド・ロドリゲス 6.5
交代のカードがずばり当たったわけではないが、チームを逆転勝利に導いた手腕は素直に素晴らしい。先制されても「自信を失わずにプレーできた」ことが勝因だろう。

取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。