鎌田大地と長谷部誠が所属するフランクフルトは、今シーズン未勝利のまま、現地時間9月25日にブンデスリーガ第6節のケルン戦を迎えた。

 両日本人選手はともにベンチスタートとなったこの一戦で、フランクフルトは14分に先制を許したが、前半アディショナルタイムのラファエル・ボレのゴールで同点に追いつく。しかし、勝ち越し点を奪うことができず、リーグ戦5試合連続、ヨーロッパリーグを含めれば6試合連続のドローに終わった。

 そうした厳しい状況のなか、現地紙『Frankfurter Allgemeine Zeitung』は、同日付で「評価の高い長谷部の居場所がない」と伝えている。

「最も優秀で、最も信頼でき、最も尊敬されているアイントラハトのプロに問題がある。彼はプレーせず、ベンチに座っている。オリバー・グラスナー監督が数分だけ出番を与えることもあるが、基本的にはゲーム感覚に優れたプロは、ベンチに座っている」

 同紙はその理由は、今夏に就任したグラスナー監督の戦術に起因すると指摘している。

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「グラスナーはリーグ初戦のドルトムント戦で3バックを採用し、敗れて以来、4バックを選択し続けている。そのカルテットの前には、スイス人のジブリル・ソウと、未来のクロアチア代表と名高い新戦力、クリスティアン・ヤキッチのふたりを置き、この形に固執している。ソウとヤキッチにとっては良いことだが、長谷部にとっては悪いことだ。彼はシステム変更の犠牲者である」

 なぜこの状態でベテランを起用しないのか、現地でも疑問の声があがっているという。ケルン戦を控えた会見では、記者から「ハセベについてどう考えているのか?」といった質問が飛び、指揮官はこのように答えた。

「マコトは、クラブ全体にとって非常に重要な選手。彼の言うことには手も足も出ない。私は彼の一言一言に耳を傾けている。尊敬に値する選手だ」

 とはいえ、今シーズン未勝利は由々しき事態であり、チームは現在13位に沈んでいる。

 ケルン戦後、グラスナー監督は「チームはとても良く戦った」と選手たちを称えた一方、「我々に必要なのは勝利だ」とコメント。フランクフルトは30日にはヨーロッパリーグのグループステージ第2節でベルギーのアントワープと対戦する。待望の勝利を掴むために、頼れるベテランの起用はあるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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