J1リーグは10月16日、第32節の6試合を各地で開催。ニッパツ三ツ沢球技場で行われた横浜FC対徳島の一戦は、5-3でホームの前者が勝利を収めた。

 前節鹿島を2-1で下したものの、最下位に沈む横浜FCにとっては勝利が絶対条件。前節の鳥栖戦を3-0で勝利し、降格圏を抜け出した16位の徳島にとってもライバルを蹴落とし、一歩でも残留への歩みを進めたいところ。

 ホームの横浜FCは前節から1人を変更。前嶋洋太に代えてマギーニョが入る。

 一方の徳島は前節と同じメンバーを送り出した。

 試合は両チームの意地がぶつかる熱戦となった。

 先手を奪ったのはホームチーム。9分に敵陣中央でプレスをしかけ高橋秀人がボールを奪うと、瀬古樹を経て松尾佑介がボールを受ける。快速アタッカーは思い切って右足を振り抜くと、シュートはクロスバーに当たり、ワンバウンドしてネットに突き刺さった。

 20分に追加点。安永玲央のロングボールに反応したサウロ・ミネイロが抜け出すと冷静にゴールへ流し込み、横浜FCがリードを広げる。

 ここまで2試合連続のクリーンシート中だった徳島は早々に2得点を許すものの、35分に反撃を開始。ドリブルで持ち込んだ西谷和希がシュートを放つ。GKに防がれるものの、こぼれ球に反応した岩尾憲がヘディングで押し込み1点を返す。

 しかし前半のアディショナルタイムに再び失点。サウロ・ミネイロに独走を許すとGKとの1対1で決められ1-3で前半を折り返す。
 
 後半は徳島が粘り強さを発揮する。後半頭から投入された宮代大聖のパスに反応した垣田裕暉が56分にネットを揺らす。さらに66分、大きなサイドチェンジを受けた西谷が左サイドを抉ってクロスを供給。ファーサイドに走り込んだ垣田が頭で合わせ、徳島がついに同点に追いつく。垣田はこれで2試合連続の2ゴールを記録した。

 徳島に流れが傾きかけた矢先、66分に投入された大卒ルーキーが大仕事をやってのける。自陣から持ち上がった高木友也がペナルティエリア手前から左足を一閃。強烈なシュートがゴール右上に突き刺さり横浜FCが68分に再びリードを奪う。

 勝点奪取へ前がかりに出た徳島は、GK上福元直人がペナルティエリアを大きく飛び出しビルドアップに加わる。しかし、交代出場の渡邉千真に無人のゴールへシュートを流し込まれ万事休す。3-5で試合終了を迎えた。

 この結果、2連勝の横浜FCは勝点25に伸ばし、暫定ながら最下位脱出。徳島は同29と変わらないものの、降格圏外の16位に踏みとどまっている。

 10月23日の次節、横浜FCは敵地で湘南と激突。徳島は10月23日、ホームで大分を迎え撃つ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部