FC琉球は10月20日、樋口靖洋監督の解任と、喜名哲裕ヘッドコーチの監督就任を合わせて発表した。

 クラブは「目標のJ1昇格が厳しくなった今、直近の7試合の戦績(1分6敗)を踏まえ、今季の更なる上位進出を目指すと同時に、来シーズンに向けての準備としてチームの立て直しを図るため、第34節の愛媛戦をもって樋口靖洋監督との契約を解除いたします」と理由を説明している。

 樋口監督は琉球がJ2に昇格した2019年から指揮を執り、1年目は14位、2年目は16位と残留に導くと、3年目の今季は折り返し時点(21節)で3位と好成績を収めていた。しかし故障者が相次いだ影響もあり、後半戦になると黒星がかさみ、チームの立て直しに苦労。34試合消化時点で8位に落ちていた。
 
 樋口監督は以下のように惜別のコメントを残している。

「残り8試合を残してチームを離れる事になり、チーム関係者、選手・スタッフは勿論、 これまで応援して頂いたファン・サホーターの皆様に大変申し訳なく思います。

 最後までやり切れなかった事は、本当に残念であり悔しい気持ちが強く残っていますかが、J1昇格の可能性がほぼ無くなった事と、直近の戦績の結果責任は監督にあり、このクラブの判断は受け入れなければいけないものだと思っています。

 FC琉球では3シーズンに渡り指揮を執らせて頂きました。

 ホップ・ステップ・ジャンプとチーム力を上げ、3年後には J1にチャレンジするという目標をクラブと共有し、チーム作りを行ってきました 今シーズン、9月以降難しい試合が続き失速してしまいましたが、シーズンの2/3を昇格の可能性を持って戦うことが出来ました。これは選手の成長と頑張り以外の何ものでもありません。

 共に戦った選手・スタッフを誇りに思います。

 昇格という目標は叶いませんでしたが、「沖縄の青い空と海に似合う攻撃的なサッカー」を貫き、そのスタイルを積み上げ、クラブの礎となるものは築けたのではないかと思います。

 コロナ過の難しい状況にも関わらず、練習グラウンドを御提供頂いた自治体の皆様、いつも素晴らしいグラウンドを用意して頂いた、芝生管理の皆様、経済状況の厳しい中でもご支援を頂いたスポンサーの皆様、そしてスタジアムに足が運べない中でも応援を続けて頂いたファン・サポーターの皆様、本当にありがとうございました。

 今後のクラブの発展とFC 琉球に関わる全ての皆様のご健勝を心からお祈り申し上げます。
これからは、FC琉球のファンとして大好きな沖縄を訪れたいと思います」

 一方の喜名哲裕氏は2016年トップチームのコーチに。2017年からヘッドコーチを務めていた。

 喜名監督は、今回の就任に際し、以下のようにコメントしている。

「この度、FC 琉球の監督に就任させていただきました喜名哲裕です。今回の監督交代はヘッドコーチとしてサポート出来なかった責任を強く感じております。

 2016年よりFC琉球トップチームに携わり多くのことを学び成長させていただいた中で恩もありますし今回、監督を引き受ける決断をいたしました。

 これまでチームが積み上げてきたものを大切にしながら、さらに前進させ攻守ともにアグレッシブに戦い、FC琉球らしい躍動感あるサッカーを展開していきたいと考えております。

 多くのサポーターの皆様に応援していただけるよう強い覚悟を持って今シーズンの残りをチーム一丸となって戦い抜きます。熱いご声援のほど宜しくお願いします」

構成●サッカーダイジェスト編集部

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