エヴァートンのカルロ・アンチェロッティ監督が欧州スーパーリーグについての見解を明らかにした。イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。


 “ビッグ6”(マンチェスター・U、マンチェスター・C、アーセナル、トッテナム、チェルシー、リヴァプール)を含む12クラブが欧州スーパーリーグへの参加を表明したことでフットボール界に激震が走った。しかし、ファンや選手・監督らの猛反発を受けビッグ6は撤回。ミランやインテル、アトレティコ・マドリードなどが続き、事実上白紙に戻った。


 エヴァートンは欧州スーパーリーグ構想を「傲慢だ」と痛烈に批判。アンチェロッティ監督も会見で触れ、「冗談だと思った」とコメントした。


「私の最初のリアクションは“冗談を言ってるんだろう”だった。これは冗談だ!とね。起こりえない、ありえないことだと思ってたからね。欧州のスポーツ文化とアメリカのスポーツ文化は違う。どちらが正しくどちらが間違っているというわけではなくただ文化の違いだよ。アメリカではスポーツはエンターテインメントととらえられている」


「ヨーロッパでは、より情熱を持って生きている。大人になると、隣の人に勝ちたいと思うようになるんだ。(アメリカでは)スポーツは単なるスポーツではない。今のフットボールはビジネスの一環となっている。両方を考慮しないといけない」


「フットボールはまず最初にスポーツだ。そこに投資がされてビジネスになった。これ(スポーツ)が根底にあるんだ」


「エヴァートンは家族みたいなクラブで、サポーターのことをよく考えている」とスーパーリーグを批判したクラブへの称賛を口にした一方、「ここ数カ月、スーパーリーグの話は聞いていたが、実現しないと思っていた。何と言えばいいだろう、彼らは間違っていた。選手、監督、サポーターの意見を考慮しなかった」とコメント。渦中のチャンピオンズリーグ(CL)についても言及しつつ、スーパーリーグの問題点を指摘した。


「最も重要なことは彼らがスポーツ的なメリットがない大会を作ろうとしたことだ。受け入れがたい。我々は文化的に、生まれながらにしてスポーツにぞっこんだ。全面的に間違っていた。彼らは今戻ってきて、議論を始めようとしている。CLの競争力を引き上げることは我々も望んでいる。これは疑いないし、世界最大級の大会だからね」