2020−21シーズンの欧州5大リーグは、いよいよ佳境を迎えた。今週末には、プレミアリーグ、セリエA、ブンデスリーガで優勝チームが決まる可能性がある。


 そこで今回は、“得点関与率”の最も高い選手を調べてみた。イギリスの分析サイト『Whoscored.com』のデータを参考に、得点とアシストの合計数を算出。チーム総得点に占める割合が最も多い10選手をランキング形式で紹介する。


※データはすべて4月30日時点のもの


◆▼10位


アンドレ・シウヴァ(フランクフルト/FW)

チーム得点数:62

得点関与数:29(25得点4アシスト)

得点関与率:46.8%


 10位にランクインしたのは、鎌田大地や長谷部誠の同僚として知られるアンドレ・シウヴァだ。アーリング・ハーランド(ドルトムント/25得点)と並ぶゴール数をブンデスリーガで記録し、不動のエースとして活躍する。現在4位と来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得が迫るチームで最も頼りになる存在だ。


◆▼8位タイ

ドゥシャン・ヴラホヴィッチ(フィオレンティーナ/FW)

チーム得点数:42

得点関与数:20(17得点3アシスト)

得点関与率:47.6%


 2018年夏にパルチザンから加入して3年目を迎えた今季、21歳のセルビア代表FWが大ブレイクを果たした。セリエAで22歳未満の選手が17得点を挙げたのは、2004−05シーズンのミルコ・ヴチニッチ(当時レッチェ)以来。“アイドル”だと公言する「ズラタン・イブラヒモヴィッチ」に負けないインパクトを放っている。得点関与率「47.6%」は、ロメル・ルカク(インテル/41.7%)やチーロ・インモービレ(ラツィオ/41.1%)といった名手を凌ぐ。


シミー(クロトーネ/FW)

チーム得点数:42

得点関与数:20(19得点1アシスト)

得点関与率:47.6%


 身長198センチの大型ストライカーは、自身3度目となるセリエAの舞台で得点を量産中。得点関与率は、ヴラホヴィッチと並び、セリエAで最も高い。チームは最下位に沈み、2部降格が秒読みとなっているが、アタランタやラツィオ、ナポリといった強豪クラブからもゴールを奪うなど、勝負強さを発揮。ナイジェリア人選手のセリエA最多得点記録も更新した。


◆▼7位


キケ・ガルシア(エイバル/FW)

チーム得点数:23

得点関与数:11(9得点2アシスト)

得点関与率:47.8%


 乾貴士と武藤嘉紀が所属するエイバルも現在、リーガ・エスパニョーラで最下位に沈んでいる。史上初の2部降格が迫るなか、孤軍奮闘の活躍を見せているのがキケ・ガルシアだ。チームの約半数の得点に関与し、エースの役割を全う。それでも今年1月以来、チームは勝利からは遠ざかっており、K・ガルシアにはさらなる奮起が望まれる。


◆▼6位


ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン/FW)

チーム得点数:86

得点関与数:42(36得点6アシスト)

得点関与率:48.8%


 2季連続の3冠達成こそならなかったが、今季も並外れた結果を残している。ブンデスリーガでは、ブレーメン(34得点)やケルン(32得点)を上回る42ゴールを1人で生み出しており、得点関与率もチームで断トツ。欧州最多得点者に与えられるゴールデンシューの獲得もほぼ確実となっている。


◆▼3位タイ

カリム・ベンゼマ(レアル・マドリード/FW)

チーム得点数:56

得点関与数:28(21得点7アシスト)

得点関与率:50%


 ここまで21得点はチームトップ、7アシストもトニ・クロース(8アシスト)に次ぐチーム2番目の記録になる。クリスティアーノ・ロナウドという大砲を失ったチームで攻撃の全権を担い、彼への依存度は年々深刻化。ケガ人が絶えないチームでハイパフォーマンスを維持する彼は、レアルの希望と言っても過言ではない。


ジェラール・モレーノ(ビジャレアル/FW)

チーム得点数:50

得点関与数:25(20得点5アシスト)

得点関与率:50%


 ここまで20得点は、リオネル・メッシ(26得点)、ベンゼマ(21得点)に次ぐリーグ3位。ヨーロッパリーグでも得点ランク2位タイとなる6ゴールを挙げている。キャリアのピークにあるのは間違いなく、夏のユーロ2020でも活躍が期待される選手だ。ビルドアップへの参加や前線からの守備など、ゴール以外の貢献度も高い。


ワウト・ウェクホルスト(ヴォルフスブルク/FW)

チーム得点数:54

得点関与数:27(20得点7アシスト)

得点関与率:50%


 レヴァンドフスキを上回って、ブンデスリーガで最も得点関与率の高い選手となった。チームが今季リーグ戦で記録した16勝のうち7試合で決勝点を挙げるなど、チームを勝たせることにかけては他の追随を許さない。まさに“仕事がデキる男”と言える。


◆▼2位


イアゴ・アスパス(セルタ/FW)

チーム得点数:44

得点関与数:23(13得点10アシスト)

得点関与率:52.3%


 得点数ではベンゼマやジェラール・モレーノに劣るが、得点関与率は欧州5大リーグ2位。“2桁得点2桁アシスト”を達成するなど、攻撃の核としてチームをけん引している。地元ガリシア州に生まれ、セルタの下部組織で育ったイアゴ・アスパスは、チームのエースであり、街のシンボルと言える存在だ。


◆▼1位


ハリー・ケイン(トッテナム/FW)

チーム得点数:56

得点関与数:34(21得点13アシスト)

得点関与率:60.7%


 数々の名手を差し置いてトップに立ったのは、ハリー・ケイン。得点関与率は唯一の6割超えを記録している。“相棒”ソン・フンミンとの連携が冴えわたり、アシスト数は自身初の2桁に到達。「目標はチームタイトル」と語るが、個人としても申し分ない結果を残している。


(記事/Footmedia)