EURO2020・グループD第1節が14日に行われ、スコットランド代表とチェコ代表が対戦した。


 スコットランドは1996年大会以来、6大会ぶり3度目のEURO出場。主要国際大会への出場は1998年のFIFAワールドカップ フランス以来、実に23年ぶりとなる。一方、チェコは分離独立後7大会連続でEUROに出場しており、1996年大会では準優勝を果たしている。


 先にチャンスを迎えたのはチェコ。16分、ヤクブ・ヤンクトのグラウンダーでの折り返しにパトリック・シックが左足ダイレクトで合わせたが、相手GKデヴィッド・マーシャルのセーブに阻まれた。対するスコットランドは18分、左サイドからアンドリュー・ロバートソンが低くて速いクロスを供給。リンドン・ダイクスが合わせたが、枠を捉えられない。


 こう着状態が続くなか、スコットランドは32分にスローインの流れから決定機を迎える。ライアン・クリスティーのお膳立てを左から飛び込んで受けたロバートソンが左足で狙ったが、シュートは相手GKトマシュ・ヴァツリークの好セーブに阻まれた。


 42分、チェコの先制点で試合の均衡が破れる。コーナーキックのこぼれ球を右サイドで回収したヴラディミール・ダリダは、内側を追い越したヴラディミール・ツォウファルにスルーパス。ツォウファルが浮き球で折り返すと、中央で競り勝ったシックが頭でゴール左下に流し込んだ。


 1点リードで折り返したチェコは47分、高い位置でボールを奪ったダリダがペナルティエリアの外から右足一閃。強烈なシュートは枠を捉えていたが、相手GKに止められる。追いかけるスコットランドは48分、ジャック・ヘンドリーのシュートがクロスバーに直撃。その直後、チェコはDFのクリアが自ゴールに吸い込まれそうになったが、ヴァツリークが体を伸ばしてピンチを凌いだ。


 すると52分、相手GKマーシャルが前に出ていたことを確認したシックは、ハーフウェーライン付近から思い切ってゴールを狙う。カーブのかかったボールがゴールに吸い込まれ、チェコがリードを広げる。なお、データサイト『Opta』によると、シックの得点は約45.45メートルの位置から決められたもの。同サイトがEUROのデータを集計し始めた1980年以降、最もゴールから遠い位置で記録された得点となった。


 2点を追う展開となったスコットランドは61分、スチュアート・アームストロングがエリアの外から右足を振り抜く。シュートは相手DFに当たってコースが変わったものの、惜しくも枠の上。さらに66分、ゴール前のこぼれ球にダイクスが左足で合わせたが、ヴァツリークの右足に阻まれる。


 スコットランドは次々と前線の選手を投入して攻勢を強めるが、最後まで1点が遠く、試合はこのまま終了。2点のリードを守り切ったチェコが白星スタートとなった。次節は18日に行われ、スコットランド代表はイングランド代表と、チェコ代表はクロアチア代表と対戦する。


【スコア】

スコットランド代表 0−2 チェコ代表


【得点者】

0−1 42分 パトリック・シック(チェコ)

0−2 52分 パトリック・シック(チェコ)