レアル・マドリードに所属するドイツ代表MFトニ・クロースの足元に、ある変化が見られたようだ。4日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。


 現在34歳のクロースは、バイエルンの育成組織からプロ契約を勝ち取り、2007年9月にトップチームデビューを果たした。レヴァークーゼンへのレンタル移籍を経てバイエルンに復帰すると、以降は中盤の主軸として活躍。2014年7月からはレアル・マドリードに完全移籍で加入し、これまでラ・リーガを3度、チャンピオンズリーグ(CL)を4度、FIFAクラブワールドカップを5度制するなど数多くのタイトル獲得に貢献している。


 在籍10シーズン目となった今季もここまで公式戦39試合に出場して1ゴール7アシストを記録。先月には2021年6月に開催されたEURO2020終了後に引退を表明していたドイツ代表に復帰し、いまだトップフォームを維持し続けているクロースだが、そんな同選手の代名詞となっているのがスパイクだ。既に販売を終了している『アディピュア11 Pro』を10年以上好んで着用しており、白地に黒と青のディテールが施されたデザインを履き続けている。


 そんななか、4日にトレーニングを行なったクロースの足元に、ある変化が見られた模様。これまでと異なり、白地に金のディテールが施された新たなデザインのスパイクで練習に参加していた。しかし、肝心のスパイクの種類に関しては変わらず『アディピュア11 Pro』である様子。同紙によると、クロースはドイツ代表のカラーに近づけるためデザインを変更し、今夏に開催されるEURO2024に向けテストを行ったという。なお、「レアル・マドリードで毎試合見せているカラーを放棄するつもりはないはずだ」と指摘しており、今後も“お馴染み”のスパイクを履き続けるとの見解を示した。