コペンハーゲンに所属するスウェーデンU−21代表FWルーニー・バルドグジが全治9〜12カ月の重傷を負ったようだ。2日、クラブが公式サイトにて発表した。


 2005年11月15日生まれの18歳であるバルドグジは、右ウイング(WG)を主戦場とする左利きのプレーヤー。2021年にコペンハーゲンにてプロデビューを果たすと、初年度から16歳ながらリーグ戦13試合に出場し、2ゴールを記録した。さらに、昨年のチャンピオンズリーグ(CL)グループステージのホームで迎えたマンチェスター・ユナイテッド戦で劇的勝ち越しゴールを奪取。“ルーニー”の名前も相まって世界中にその名を轟かせた。


 そんな“神童”に対し、バルセロナ、レアル・マドリード、チェルシー、レヴァークーゼン、ユヴェントスといった強豪が関心を寄せていると報じられていた。スペインメディア『ムンド・デポルティーボ』は、バルドグジはインタビューで憧れの選手はリオネル・メッシ(現インテル・マイアミ)と答えていたことを取り上げ、バルセロナ加入の可能性も報じた。


 しかし、2日のコペンハーゲンの発表によれば、バルドグジは練習中に前十字靭帯断裂を負ってしまい、全治9〜12カ月となったとのこと。これにより、『ムンド・デポルティーボ』はバルセロナが同選手を獲得する可能性について「難しくなった」と指摘している。


 コペンハーゲンでヘッドコーチを務めるジェイコブ・ネストラップ氏は公式サイトにて「今、私たちが注力すべきことは、ルーニーを助け、彼が必要とするすべてのサポートを得られるように、良きリーダーやチームメイトになることだ」とコメント。クラブ全体で“18歳”の心身のケアをすることを誓った。