プレミアリーグ第36節が6日に行われ、クリスタル・パレスとマンチェスター・ユナイテッドが対戦した。


 エリック・テン・ハフ監督体制2年目の今シーズンは序盤から安定感を欠いた戦いが続いているマンチェスター・ユナイテッド。直近5試合は1勝3分1敗と勝ち切れないゲームが多く、現在は1試合消化の多いチェルシーと同勝ち点の暫定8位に留まっている。既にトップ4フィニッシュの可能性は消滅しているが、少しでも上位に食い込み、ヨーロッパコンペティションへの出場権を確保するためにも、勝ち点「3」を積み位上げたいところだ。今節は直近4試合無敗の14位クリスタル・パレスの本拠地に乗り込む。


 試合の均衡が破れたのは12分、右サイドでスローインを獲得したクリスタル・パレスはミカエル・オリーズがボールを受け、巧みなタッチでカゼミーロのタックルを交わす。そのままボックス内までドリブルで侵入し、左足でゴール右下隅に流し込み先制に成功した。ビハインドを負ったマンチェスター・ユナイテッドはボール保持率で優位に立つものの、なかなかチャンスを作ることができない。21分と23分にはダニエル・ムニョスの攻撃参加からオリーズに際どいシュートを放たれる。


 27分、マンチェスター・ユナイテッドはクリスティアン・エリクセンの左CKにカゼミーロが頭で合わせてネットを揺らすも、GKディーン・ヘンダーソンと競り合ったラスムス・ホイルンドにファウルがあったとして得点は認められず。すると40分、クリスタル・パレスは左サイドでボールを奪い、クリス・リチャーズが素早く前線へ繋ぐ。これを受けたジャン・フィリップ・マテタがボックス内左に切り込み、最後はGKアンドレ・オナナのニアを抜く強烈なシュートを沈めた。


 前半はこのままクリスタル・パレスの2点リードで終了。マンチェスター・ユナイテッドとしては流れの中から決定機を創出することができなかった。


 後半立ち上がりの53分、アントニーの突破でFKを獲得したマンチェスター・ユナイテッドは、エリクセンのキックからカゼミーロがネットを揺らすも、オフサイドの判定で得点ならず。対するクリスタル・パレスは56分過ぎにかけてタイリック・ミッチェルとウィル・ヒューズが立て続けに際どいシュートを放つ。これはGKオナナに阻まれるも、58分にアダム・ウォートンの右からのクロスをヨアキム・アンデルセンが折り返し、最後はミッチェルが押し込みリードを3点に広げた。


 苦しい展開となったマンチェスター・ユナイテッドは、カゼミーロが際どいシュートを放つなど攻勢を強めるも、追撃の1点を奪うことができない。66分、ムニョスが敵陣右サイド深くでカゼミーロからボールを奪い後方へパス。これを受けたオリーズが左足でGKオナナのニアサイドを抜く強烈なシュートを沈め、クリスタル・パレスが4点目を獲得した。


その後もマンチェスター・ユナイテッドは目立ったチャンスを作り出せず。逆にクリスタル・パレスは度々相手ゴール前に迫り、途中出場のオドソンヌ・エドゥアールがポスト直撃のシュートを放つなど積極的に追加点を狙っていく。試合はこのまま4−0で終了。司令塔のブルーノ・フェルナンデスが欠場したマンチェスター・ユナイテッドがクリスタル・パレスにシーズンダブルを許す結果となった。


 次節、クリスタル・パレスは11日にアウェイでウルヴァーハンプトン(ウルブス)と、マンチェスター・ユナイテッドは翌12日にホームでアーセナルと対戦する。


【スコア】

クリスタル・パレス 4−0 マンチェスター・ユナイテッド


【得点者】

1−0 12分 ミカエル・オリーズ(クリスタル・パレス)

2−0 40分 ジャン・フィリップ・マテタ(クリスタル・パレス)

3−0 58分 タイリック・ミッチェル(クリスタル・パレス)

4−0 66分 ミカエル・オリーズ(クリスタル・パレス)