レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、同クラブに所属するトルコ代表MFアルダ・ギュレルについて言及した。15日、スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。


 ラ・リーガ第36節が14日に行われ、レアル・マドリードは本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』でアラベスと対戦した。試合は、すでに優勝を決めているレアル・マドリードが序盤からアラベスを圧倒。10分にジュード・ベリンガムの得点で先制すると、前半だけで3点のリードを獲得する。さらに1点を追加して迎えた81分には、ギュレルがチームの5点目を挙げ、5−0でレアル・マドリードが勝利を収めた。


 この勝利により、リーグ戦での連勝を「9」に伸ばしたレアル・マドリード。2位につけているバルセロを17ポイント差(1試合未消化)で引き離しながら首位を独走する同クラブだが、指揮官を務めるアンチェロッティ監督は、「監督として経験した中で間違いなく最高のリーグ戦だった」と述べた一方、「私たちは雲の上の存在だが、まだ最も重要な試合が残っている」と来月1日に控えるドルトムントとのチャンピオンズリーグ決勝に向け、気持ちを引き締め続けている。


 また、シーズン終盤にかけて輝きを増し始めているのが、“トルコの至宝”と呼ばれている19歳のギュレルだ。昨夏にフェネルバフチェから加入したものの、複数回の負傷により新天地デビューが出遅れた同選手は、今年1月の初出場以降、限られたプレータイムで徐々に本来の能力を発揮。今節も2試合連続となるゴールを挙げ、リーグ戦9試合出場・プレータイム283分で4ゴールを記録中である。


 そんなギュレルについて指揮官は、「私たちは彼のことが大好きなんだ。彼は一番若いし、才能がある」とコメント。続けて、「ボールはアルダ・ギュレルに恋をしている。それは明らかだ」と称賛を送った。