ジローナは16日、同クラブに所属するオランダ代表DFデイリー・ブリントと新契約を締結したことを発表した。新契約期間は2026年6月30日までと伝えられている。


 ブリントは1990年3月9日生まれの現在34歳。左利きのDFで、センターバックやサイドバック、さらにはボランチとしても活躍を続けてきた。これまで母国の名門アヤックスを中心にプレーし、マンチェスター・ユナイテッドやバイエルンといったビッククラブにも在籍。オランダ代表としても国際Aマッチ通算106試合出場3得点を記録しており、2度のFIFAワールドカップ 、1度のEUROを主力として戦っている。


 そんなブリントは昨年夏にフリートランスファーでジローナへ完全移籍加入。即座にセンターバックのレギュラーポジションを確保し、今季はここまでラ・リーガ32試合出場1得点2アシスト、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)3試合出場2ゴールを記録している。当初は2025年6月30日までの2年契約を締結していたが、今回の契約延長により契約期間が1年間伸びる形となった。


 今シーズン、ジローナは“台風の目”としてラ・リーガを席巻。一時はレアル・マドリードやバルセロナを抑えて首位にも立った。ラ・リーガ第36節終了時点での成績は23勝6分7敗。第34節バルセロナ戦を4−2で制したことで、2位フィニッシュは確実かと思われたが、その後の2試合を1分1敗で終え、現在は2位のバルセロナを勝ち点「4」差で追う3位につけている。それでも、今季を4位以内で終えることは確定しており、来季はクラブ史上初のチャンピオンズリーグ(CL)に参戦する。


 “欧州最高峰の戦い”に臨む来季に向けて、数々のビッグマッチを経験してきたベテランDFの残留が既定路線となった。



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