『AFC U17女子アジアカップ インドネシア2024』の決勝が19日に行われ、U−17北朝鮮女子代表とU−17日本女子代表が対戦した。


 U−17タイ女子代表、U−17オーストラリア女子代表、U−17中国女子代表と同居したグループBで、全勝を記録しながら決勝トーナメント進出を果たし、準決勝でもU−17韓国女子代表から勝利を収めたU−17日本女子代表。無事に上位3カ国へと与えられる『FIFA U17女子ワールドカップ』の出場権を獲得して迎えた決勝では、U−17北朝鮮女子代表と激突することになった。


 試合は、スコアレスのままハーフタイムへと突入すると、後半立ち上がりの46分にU−17北朝鮮女子代表がスコアを動かす。ハーフライン付近でU−17日本女子代表のビルドアップをカットしたリ・イェギョンが前線にロングパスを供給。牧口優花とGK坂田湖琳の間に落ちたボールへの対応が中途半端となり、U−17日本女子代表はスピードに乗った状況で相手に裏抜けを許してしまう。そのまま横パスから無人のゴールに押し込まれ、U−17北朝鮮女子代表が先制に成功した。


 57分には、コーナーキックからジョン・イルチョンがヘディングを放つが、ボールはクロスバーに直撃。立て続けにU−17北朝鮮女子代表がU−17日本女子代表を脅かす。以降も押し込まれる時間が続くU−17日本女子代表は、途中投入された津田愛乃音などを中心に攻撃の糸口を探すものの、なかなかシュートに持ち込む場面を作り出せない。


 結局、試合はそのまま1−0で終了。U−17日本女子代表はU17女子アジアカップを2位で終え、2024年の10月からドミニカ共和国で開催される『FIFA U17女子ワールドカップ2024』へと臨む。


【スコア】


U−17北朝鮮女子代表 1−0 U−17日本女子代表


【得点者】


1−0 46分 ジョン・イルチョン(U−17北朝鮮女子代表)