バルセロナは24日、クラブを率いるシャビ・エルナンデス監督が今シーズン限りで退任することを発表した。


 現在44歳のシャビ監督は、現役時代の長くをバルセロナで過ごし、カタールのアル・サッドでのプレーを経て引退。同クラブで監督としてのキャリアを歩み始めると、2021年11月にバルセロナの指揮官に就任した。当時リーグ9位につけていたチームの立て直しに成功し、初年度からラ・リーガで2位フィニッシュを果たすと、翌シーズンにはリーグタイトルを獲得して、スーペルコパ・デ・エスパーニャを含む2冠を達成。しかし、今シーズンは現時点で“宿敵”レアル・マドリードに勝ち点差「12」をつけられており、すでに無冠が確定している。


 1月27日に行われたビジャレアル戦での敗戦後に、今シーズン終了後の退任を表明していたシャビ監督。だが、今季開幕から不安定な戦いぶりを露呈していたクラブは、この発言以降の公式戦13試合で無敗を記録するなど復調を遂げ、4月25日にバルセロナは公式会見にて同監督が来シーズンも引き続き指揮を執ることを発表した。しかし、一転して同クラブはシャビ監督の解任を決断。スペイン人指揮官のラストマッチは、26日にアウェイで行われるラ・リーガ最終節のセビージャ戦となる。