日米通算2449安打の「レジェンド」福留孝介

校歌で「永遠の学園」と謳われたPL学園硬式野球部が2016年夏を最後に休部になってから5年以上が経過した。かつてはプロ野球界に多数のOBを輩出した名門も、現役でプレーを続ける選手は年々減っている。

PLから青山学院大を経て広島に入団した小窪哲也は、昨年は九州アジアリーグの火の国サラマンダーズ入りし、8月からロッテに移籍したもののオフに引退を決断。広島の一軍内野守備・走塁コーチに就任し、残る現役選手は3人となった。

最年長は44歳の福留孝介。「超高校級スラッガー」と注目されたPL時代はドラフトで7球団競合し、当たりくじを引いた近鉄への入団を拒否。日本生命入りしてアトランタ五輪の銀メダルを手土産に逆指名で中日入団した。

2002年に打率.343、2006年に同.351で首位打者に輝き、2008年からメジャー挑戦。カブス、インディアンス、ホワイトソックスでMLB通算596試合に出場した。

2013年から阪神入りして日本球界に復帰し、昨年、古巣・中日に復帰。44歳ながら91試合に出場して4本塁打を放った。

ここまで日米通算2596試合出場、2449安打、327本塁打、1270打点、打率.281。NPBのみの2000安打にも「あと49」、300本塁打にも「あと15」に迫っている。「PL出身」という枠を取り払っても、球史に名を残すレジェンドだ。

前田健太は日米通算156勝

2006年高校生ドラフト1巡目で広島に入団した前田健太は、PL学園1年夏と3年春に甲子園出場。3年春のセンバツではベスト4に進出した。

広島では2010年と2015年に15勝で最多勝に輝くなど、NPB通算97勝をマーク。2016年からメジャー挑戦し、ドジャースとツインズでMLB通算59勝を挙げている。日米通算385試合登板、156勝108敗6セーブ9ホールド、防御率2.89。33歳という年齢を考えると「あと44勝」となっている通算200勝の可能性も十分だ。

昨年9月に右肘のトミージョン手術を受け、復帰にはしばらく時間がかかりそうだが、再びメジャーのマウンドに立つ日を楽しみに待とう。

「最後のPL戦士」中川圭太

「最後のPL戦士」と呼ばれるのがオリックスの中川圭太。PL学園3年夏に主将として2014年夏の大阪大会で決勝進出したが、全国制覇した大阪桐蔭に1−9で敗れて甲子園出場はならなかった。

卒業後は東洋大を経てドラフト7位でオリックスに入団。2019年に111試合に出場して打率.288をマークしたものの、昨年は61試合出場で打率.212にとどまった。

今季でプロ4年目。若手の台頭著しいチームの中で存在感を出していきたい。年齢的には中川が最も若いが、福留、前田もまだまだ元気。PL出身の「ラストサムライ」は誰になるだろうか。

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