一発に気を付けたいバウアー

 DeNA・バウアーと西武・髙橋光成のインフォグラフィック


2日は雨天中止となったたため、今日から5日までに日程が変更となったセ2位・DeNAとパ5位・西武の3連戦(横浜)。DeNAは「GET THE FLAG!SERIES 2023」としてリーグ優勝、日本一に輝いた1998年デザインのホームユニホームで臨む。

初戦の先発はトレバー・バウアー。今季途中加入した助っ人右腕はここまで4試合に先発して1勝2敗、QS(6回以上自責点3以下)は2度記録も防御率6.86とピリッとしない投球が続いている。

ただ、ファームでの調整を経て登板した5月27日の中日戦(バンテリンドーム)では、6回90球を投げて7安打2失点と、粘りの投球を見せていた。そこから中6日空けて今日のマウンドに上がる。

ここまでの投球内容を見ると、奪三振率(10.71)と与四球率(0.86)は優秀な一方、被打率は.359、被本塁打もリーグ3位タイの7本と打ち込まれている。前回登板でも細川成也に2発浴びていただけに、そろそろ対策を講じたいところだ。

また、西武はチームスローガンに「走魂」を掲げる走塁意識の高いチーム。盗塁数もリーグ2位の31個を記録しており、足攻めにも気を付けたい。5月3日に初先発初勝利を挙げて以来白星がない右腕。ちょうど1カ月ぶりの登板で久々の勝利なるか。

エースの投球見せている髙橋光成

一方、西武の先発は髙橋光成。今季はここまで9試合に先発して4勝2敗、リーグ1位の防御率1.69、QSも8度記録と安定感抜群の投球を披露している。前回先発した5月27日のオリックス戦(ベルーナドーム)では、9回110球7安打3失点と力投も、打線の援護なく完投負けを喫した。そこから中6日で今日のマウンドに上がる。

今季の交流戦初登板となる右腕は「普段とはいろいろと違う状況です。バッターボックスに入ることや、いつもと違う球場での登板、普段聞きなれない相手チームの応援歌に、マウンドからの景色もいつもとは違います。そんな独特な雰囲気も味わいながら、マウンドに上がりたいと思います」と冷静に敵地での登板に臨む。

DeNAとは昨年も対戦(5月27日、ベルーナドーム)しており、7回115球を投げて4安打8奪三振1失点に抑えるも、敗戦投手となった。横浜での登板は2019年6月7日以来となるが、この時は7回97球3安打2失点で白星を手にしている。

2日が雨天中止になった影響で5日に試合が組み込まれたため、今日から9連戦に。先の阪神との3連戦では、本田圭佑と宮川哲の2人が今季初めて先発するなど台所事情は苦しい。奇しくも9連戦初戦の登板となったエース右腕には、前回の登板同様に長い回を投げた上で、チームを勝利に導く投球が期待される。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【交流戦】
巨人・F.グリフィン−日本ハム・伊藤大海(東京ドーム)
ヤクルト・D.ピーターズ−楽天・早川隆久(神宮)
中日・松葉貴大−オリックス・山﨑福也(バンテリンドーム)
阪神・大竹耕太郎−ロッテ・種市篤輝(甲子園)
広島・森下暢仁−ソフトバンク・石川柊太(マツダスタジアム)

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