先発ローテ定着へ試金石の森唯斗

ソフトバンク森唯斗とDeNA東克樹のインフォグラフィック


ソフトバンク森唯斗が8日のDeNA戦(PayPayドーム)で今季3度目の先発マウンドに立つ。

クローザーとして通算127セーブを挙げている右腕は、今季から本格的に先発転向。開幕一軍には入れなかったが、4月27日の楽天戦で6回無失点と好投し、先発として初白星を挙げた。

5月10日の日本ハム戦は5回1失点だったが、翌11日に登録抹消され、調整を続けてきた。6月1日に二軍戦で2回30球、同4日には愛媛マンダリンパイレーツとの三軍戦で25球を投げており、中3日での登板となる。

DeNAはリーグトップのチーム打率を誇る強力打線だけに、まずは立ち上がりを無難に切り抜けたい。森が今後、先発ローテーションに定着できればソフトバンクにとっても大きい。首脳陣の期待に応える力投を見せられるか。

5年ぶり2桁勝利狙う東克樹

一方のDeNAは東克樹が先発する。今季は8試合に登板して5勝2敗、防御率2.35と好調だ。

キレのいいストレートは平均145.3キロ。他にもチェンジアップ、ツーシーム、スライダー、カットボール、カーブと多彩な変化球を丁寧に、時には大胆にコーナーを突く。

2018年に11勝を挙げて新人王に輝いた左腕。トミー・ジョン手術を乗り越え、今季は5年ぶりの2桁勝利も狙える状況だ。

柳田悠岐、近藤健介、栗原陵矢、中村晃、牧原大成ら左打者の多いソフトバンク打線を相手に思い切り腕を振りたい。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【交流戦】
日本ハム・上沢直之−広島・R.コルニエル(エスコンF)
楽天・辛島航−阪神・伊藤将司(楽天モバイル)
西武・宮川哲−中日・柳裕也(ベルーナドーム)
ロッテ・L.カスティーヨ−ヤクルト・サイスニード(ZOZOマリン)
オリックス・山岡泰輔−巨人・山﨑伊織(京セラD大阪)

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