来日2年目右腕が今季一軍初登板

阪神・ビーズリーとヤクルト・ヤフーレのインフォグラフィック


阪神のジェレミー・ビーズリーが18日のヤクルト戦(甲子園)で今季初登板初先発する。

来日2年目の助っ人右腕は今季、春季キャンプ中に右肩のコンディション不良のため、出遅れた。それでも二軍で調整を続け、ウエスタン・リーグで7試合に登板(先発は4試合)。計33イニングを投げ、わずか2失点で防御率は0.55、31奪三振と猛アピール。

直近では10日の中日戦(ベルーナドーム)に先発し、7回93球を投げて3安打12奪三振無失点の快投で、格の違いを見せていた。そこから中7日で今季初の一軍マウンドに上がる。

昨季は18試合(先発は6試合)に登板して1勝2敗、防御率2.20をマーク。ヤクルト戦ではリリーフとして3試合に登板、計3.2イニングを投げ、2安打2奪三振2四球2失点の内容だった。

二軍では29イニング連続無失点と無双状態だった右腕が、ようやく巡ってきたこのチャンスでどのような投球を見せるのか注目だ。

チームトップの4勝挙げているヤフーレ

一方、ヤクルトの先発は、新助っ人のミゲル・ヤフーレ。26歳右腕は開幕ローテーション入りすると、ここまで6試合に先発してチームトップの4勝(2敗)を挙げ、防御率3.06、QS(6回以上自責点3以下)も4度記録するなど、安定した投球を見せている。

前回登板した10日の巨人戦(神宮)では7.1回91球を投げ、7安打を浴びながらも2発のソロ本塁打による2失点に抑える力投を見せたが、打線の援護なく黒星を喫した。そこから中7日で今日の登板を迎える。

阪神とは4月7日(神宮)に1度対戦し、5.2回100球を投げて5四球と制球を乱しながらも、3安打7奪三振1失点と要所を抑える投球で、今季2勝目を手にした。今日も最少失点に抑えて打線の援護を待ちたいところだ。

昨夜は先発・吉村貢司郎の快投もあり、4−2と接戦を制した。まだ借金を2つ背負うが、首位とのゲーム差を3に縮め、虎の背中が見えてきた。今日も新助っ人右腕の好投で白星を手にし、一気に迫ることができるか。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
DeNA・中川颯−中日・松葉貴大(横浜)
広島・九里亜蓮−巨人・赤星優志(マツダスタジアム)

【パ・リーグ】
ロッテ・C.C.メルセデス−日本ハム・加藤貴之(ZOZOマリン)
オリックス・曽谷龍平−楽天・内星龍(京セラD大阪)
ソフトバンク・大津亮介−西武・渡邉勇太朗(みずほPayPay)

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