首位巨人を2位DeNA、3位広島が大型連勝で猛追

首位の巨人が2勝4敗と低迷。その間に広島とDeNAが躍進を遂げた。広島は今シーズン3度目の8連勝以上となる9連勝。DeNAも引き分けを挟んで7連勝と大型連勝を決めている。これで首位巨人と2位のDeNAは4.5ゲーム差。3位の広島はそこから0.5ゲーム差。じわりじわりと詰め寄っている。

セリーグ順位表

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一方で阪神、中日、ヤクルトの下位3チームは振るわなかった。とくに中日は前の週から8連敗。またヤクルトも現在3連敗中と苦しんでいる。これで3位の広島から最下位のヤクルトまで11ゲーム差となった。

「セクシータイム」ソラーテが東京ドームの2階席へ驚愕の一発

阪神に救世主として期待され入団したヤンガービス・ソラーテ。入団会見ではMLB時代のニックネームが「セクシータイム」だったことを公表。陽気なキャラクターが明らかとなったが、さっそく結果を出した。

初出場となった26日の巨人戦で東京ドームの2階席に飛び込む特大の本塁打を記録すると、翌日の試合でも反撃の口火を切る二塁打を放った。また、守備面でも遊撃、二塁、左翼と複数ポジションを無難にこなしているのも心強い。

その影響なのか、同じ外国人選手のマルテも27日の試合で一発を放ち、勝利に貢献。外国人野手2人の活躍がチームに好影響を及ぼしそうだ。

広島ドラ1・小園海斗がスタメンに定着

前の週から続いている連勝を9まで伸ばした広島。その立役者のひとりがドラフト1位のルーキー・小園海斗である。7月16日から11試合連続でスタメン起用され、そのうち7試合で安打を放ち、通算打率も3割を超えた。

26日のヤクルト戦ではプロ初本塁打を含む4安打4打点と爆発。その2日後となる28日の同ヤクルト戦でも、本塁打を含む3安打2打点と結果を残している。

広島の高卒ルーキーで2本塁打以上を放ったのは、1967年の三村敏之以来52年ぶりのことだという。半世紀以上も成し遂げられなかった快挙を達成したのだから驚きだ。チームの主軸である4番の鈴木誠也ですら、1年目は1本も本塁打を記録していない。そのことからも小園の凄さがわかるだろう。

首位の巨人はこの週、2勝4敗と苦しんだ。その間に原辰徳監督は大幅な入れ替えを敢行し、なかでも外国人選手に大きな動きがあった。打ち込まれていたマシソンとヤングマンの投手2人に、不振のビヤヌエバを登録抹消。代わりにゲレーロを昇格させた。そのゲレーロが28日の阪神戦で満塁本塁打を放つ活躍を見せ、入れ替えの効果がさっそく表れた。なお、26日に育成の堀岡隼人が支配下登録された。巨人では今季4人目の昇格となる。

DeNAは28日の中日戦で敗れ、引き分けを挟んだ連勝が7で止まったものの、後半戦に入り9勝3敗1分の快進撃で2位に浮上。巨人とのゲーム差は「4.5」まで追い上げてきた。これからの戦い方次第では十分に優勝も狙える位置につけている。夏場の勝負どころで投手陣をどうやりくりするかが、ポイントとなりそうだ。

中日が28日の試合で連敗を8で止めた。その試合では不整脈で一時、戦列を離れていた笠原祥太郎が復帰後初勝利。低迷しているチームに頼もしい投手が戻ってきた。出遅れた分を夏場に取り戻すことができるか。

ヤクルトは28日の広島戦に敗れ、今シーズンワーストとなる借金19となった。その苦境の中での明るい話題が、バレンティンが5試合連続本塁打を放ったことだろう。自身2度目となり、これは球団初の快挙でもあった。これを上位浮上のきっかけとしたいところだ。

※数字は2019年7月28日終了時点