2023年7月13日(木)〜7月18日(火)本多劇場にて、劇団鹿殺し 2023本公演 ザ・ショルダーパッズ『この身ひとつで』が上演されることが決定した。また、『鹿版 銀河鉄道の夜’23』に加え、新作『鹿版 The Wizard of OZ 』(原作:オズの魔法使い)を同時上演する。

昨年、活動20周年YEARを終えた劇団鹿殺し。新時代の一歩目となる今回、劇団鹿殺しの伝統表現の集大成でもある、ショルダーパッズが新キャストで帰ってくる。

ショルダーパッズとは、男性の衣装は2枚の肩パットのみ。シンプルな肉体と、想像力の翼のみを武器に、演者と観客、双方の世界を無限に解放することに挑戦する意欲作。2004年に劇中劇の中で産声を上げたこの作品と演出法は、全国ライブハウスツアー、福岡演劇フェスティバル、ぴあ主催の2012年PLAY PARK〜日本短編舞台フェス〜など、様々なフェスティバルで話題をさらった。

そしてコロナ禍、2020年に再始動した本公演の一作目として、演劇の力を再確認すべく単独の公演形態『ザ・ショルダーパッズ』と銘打ちついに劇場単独公演作品にまで昇華した。さらに関西ジャニーズJr. / Aぇ!groupの冠番組「THE GREATEST SHOW-NEN」(朝日放送)では同作にメンバーが挑戦、ストイックに身体の可能性を追い求めた演出は大きな話題と感動を呼んだ。

そんなショルダーパッズによる本公演、『この身ひとつで』を行う。今作では2020年に上演した『銀河鉄道の夜』をブラッシュアップした『鹿版 銀河鉄道の夜’23』に加え、新作『鹿版 The Wizard of OZ 』(原作:オズの魔法使い)を同時上演する。


脚本は、数々の外部作品の脚本演出に加え、直近では映画『Gメン』(監督 瑠東東一郎 / 主演 岸優太( King & Prince))の脚本、三浦涼介、平野良、鳥越裕貴らが出演し好評を博した鶴屋南北の名作『桜姫東文章』の演出など、話題作に次々と起用される丸尾丸一郎。

演出は、2013年の文化庁 新進芸術家海外研修制度によるカナダ留学を経て、ホリプロ主催舞台『曇天に笑う』、大阪市助成事業「大阪ドンキホーテ〜スーパースター Patch ver〜」、イリュージョニストHARAをはじめ、様々な作品の演出を手がける菜月チョビ。

そして、クリエイター陣には今回も強力なメンバーが加わる。映画『誰もしらない』(2004年上映、是枝裕和 監督、柳楽優弥 主演)の主題歌「宝石」など、数々映画作品への楽曲提供でも活躍するシンガーソングライター、タテタカコ。
ザ・ショルダーパッズのメインテーマ&『鹿版 銀河鉄道の夜’23』の楽曲を担当。舞台『刀剣乱舞』『文豪とアルケミスト』など数々の人気作品の音楽を手掛ける伊真吾が『鹿版 銀河鉄道の夜’23』の劇伴と『鹿版 オズの魔法使い』の楽曲を務める。

ステージングには2人のクリエイターが参加。『鹿版 The Wizard of OZ 』は、ダンスカンパニー「イデビアン・クルー」の主宰を務め、NODA・MAP、舞台『千と千尋の神隠し』など数々の作品を手掛けてきた井手茂太が担当。『鹿版 銀河鉄道の夜’23』は、梅棒主宰であり2.5次元ミュージカルから宝塚歌劇団まで様々なジャンルを手がける伊藤今人が行う。

キャストにも魅力あふれるメンバーが集結。OFFICE SHIKA PRODUCE『ダリとガラ』での好演も記憶に新しい島田惇平を筆頭に、『進撃の巨人』-the Musical-、『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』など話題作への出演が続く中西智也、2022年のスーパー戦隊シリーズ『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』でシリーズ史上初の男性ピンク戦士を努めた鈴木浩文など、ジャンル、フィールドを超えて「ザ・ショルダーパッズ」を構築する強靭な俳優陣が集まった。

また、2020年より活動を休止していた劇団員の橘輝の復帰&活動再開も決まり、ザ・ショルダーパッズに相応しい肉体のメンバーが一堂に会し、6年ぶりの本多劇場で本公演に臨む。

また、今公演では
・高校生以下のお客様を対象に「高校生チケット」を1,000円で販売
・25歳以下のお客様を対象に「U-25チケット」を定価30%OFFの4,000円で販売
・同伴されるお子様分の料金を無料にした「親子チケット」
など、様々な環境のお客様に向けて、劇場体験への一歩にしてもらえるような多種多様な割引チケット&キャンペーンが行われる。

菜月チョビ コメント

劇団鹿殺し、久々の本多劇場!
そんな好機に満を辞して、ザ・ショルダーパッズが帰ってくる!
(橘輝くんもしれっと帰ってくる! やった!)
男性の衣装は2枚の肩パットのみ。
シンプルな肉体と、想像力の翼のみを武器に、
演者と観客、双方の世界を無限に解放することに挑戦する、劇団鹿殺しの伝統表現の集大成。
非日常への渇望と日常に潜む報われぬ叫びを抱え、
どこまでも自由に物語に没頭するための作品形態であるザ・ショルダーパッズ。
可笑しくも愛しいショルダーパッズたちを通して、
気づけば笑ってしまうほど美しい心の原風景に出会う旅へ、
いざ、ご一緒してください!(切に!)