日本劇作家協会が主催する「戯曲セミナー 2.5次元脚本コース」が、2024年6月25日(火)より開講することが発表された。

本講座は、アニメ・漫画・ゲーム・小説を舞台化する、日本発グローバルコンテンツ「2.5次元」の脚本術を学ぶというもの。

主任講師を西森英行と毛利亘宏の2名が務め、ゲスト講師には赤澤ムック、浅井さやか、長田育恵、齋藤雅文、戸部和久、松崎史也、マーベラスよりプロデューサーを迎える。

第一線で活躍するプロが教える実践講座として、プロ志望の方の意欲に充分に応えるとともに、2.5次元舞台の成り立ちを知りたい観客の方にも門戸を開いている。


主任講師より

■主任講師 西森英行

「2.5次元演劇」は「演劇」へ

「2.5次元演劇」を取り巻く環境はこの数年で大きく変わりました。今や小劇場から商業演劇、伝統芸能の世界まで、優れた原作を元に舞台作品を構築することは一般的になり、「2.5次元演劇」はその垣根を超えて、古来からの3次元の「演劇」の中に自然に溶け込んできています。
現在、演劇を含めた様々なエンターテインメントに強い影響力を持つ「2.5次元」の技術。この講座では、2.5次元脚本の技術、舞台化の過程を実践的に学ぶと共に、2.5次元演劇の、そして演劇の楽しみ方を、皆さんと共有してきたいと思っています。
教室という「劇場」で、受講生の皆さんの声に即して有機的に構築し完成されていく「演劇」のような講座。盟友毛利さん、第一線で活躍されている特別講師の皆さんと共に、受講生の皆さんとエキサイティングな講座を作り上げたいと思っています。

■主任講師 毛利亘宏

みなさんの衝動にお応えします

昨年度は手探りの中で始めたこの講座ですが本年度はさらに内容をブラッシュアップしてお送りさせていただきます!
演劇界に産まれた新たなジャンルに「挑戦したい!」と言う皆様の熱い想い。いま最前線で何が起こっているのか「学びたい!」と言う気持ち。皆さんを突き動かす「知りたい!」という衝動。それらに対して西森さんと私、そして一流のゲスト講師の皆さんが誠心誠意、ていねいに講義をさせていただきます。
2.5 元の脚本のありかたを受講生の皆さんと共に考察し深めていく、そんな講座ができればと思っています。皆さんの参加をお待ちしております。