2024年5月15日(水)俳優座劇場にて、30-DELUX collaborate with UNiFY『SHAKES2024〜それは夢、だが人生という永劫の物語』が開幕した。舞台写真、公演の見どころ、コメントが公開された。

2007年初演からのべ20万人を動員してきた30-DELUXコメディシリーズの代表作『SHAKES』(シェイクス)。

シェイクスピア作品の登場人物が一堂に会するテーマパーク「シェイクスピアランド」で起こるドタバタ喜劇を、演出を大幅に変えてリアレンジ。

さらにUNiFYの魅力を活かしたカーテンコールレビューショーをプラスして「テーマパーク演劇×ライブ」でおくる。各地で異なるキャスティングにより、それぞれの公演でどんな化学反応が見られるか、期待したい。

今後の上演は、2024年5月31日(金)〜6月2日(日)ABCホール(大阪)、2024年6月7日(金)〜9日(日)メニコン シアターAoi(名古屋)にて行われる。

【あらすじ】
シェイクスピアの登場人物が一堂に会するテーマパーク「シェイクスピアランド」。そのオープニングアクトの開演が迫り、現場責任者である江口は奔走していた。一筋縄ではいかないキャスト揃いで江口は振り回されてばかり。そんな最中、彼は予知夢を見る。かつての友人が舞台の上で刺されて死ぬという夢。不安を打ち消せない江口の前に八年ぶりに現れる匠。予知夢の中で死んだ友人であり、江口には今も匠を許せない過去があった。その夢の通りに匠は死んでしまうのか?そんな二人を傍で見つめ続けるメイの思いは……。

公演の見どころ

舞台に、語り部の江口メイ(湯本亜美)が登場、あの有名な台詞「人生は舞台だ(『お気に召すまま』より)」の名台詞からはじまる。タイトルの『シェイクス』はこの物語のベースにある“シェイクスピア”と英語の「混ぜる」の意味である“SHAKE”を掛け合わせているが、まさに様々な要素が「SHAKE」されている。

5月15日の初日公演前に行われた公開ゲネプロでは、Aチームのキャストで披露。

『SHAKES2024〜それは夢、だが人生という永劫の物語』東京Aチーム舞台シーン

『SHAKES2024〜それは夢、だが人生という永劫の物語』東京Aチーム舞台シーン

『SHAKES2024〜それは夢、だが人生という永劫の物語』東京Aチーム舞台シーン

『SHAKES2024〜それは夢、だが人生という永劫の物語』東京Aチーム舞台シーン

『SHAKES2024〜それは夢、だが人生という永劫の物語』東京Aチーム舞台シーン

『SHAKES2024〜それは夢、だが人生という永劫の物語』東京Aチーム舞台シーン

テーマパーク“シェイクスピアランド”の幕開き、シェイクスピアの登場人物たちが一堂に集い、絶対に出会わないキャラクターたちがここで出会う。早速、ダンス、華やかでダイナミックな殺陣、アクションは、演劇集団・30-DELUXの真骨頂!ロミオもジュリエットもマクベスも、あらゆる主人公たちが出てくる賑やかさ、シェイクスピア戯曲の名台詞の数々、よく聞くとシニカルな歌詞も、立体的な動きのある場面となり、オープニングが繰り広げられていく。続けて『ロミオとジュリエット』の名場面へ。ここになぜかマクベスが登場し?!奇想天外、面白可笑しい“シェイクスピアワールド”は続いていくが……。

『SHAKES2024〜それは夢、だが人生という永劫の物語』東京Aチーム舞台シーン

『SHAKES2024〜それは夢、だが人生という永劫の物語』東京Aチーム舞台シーン

『SHAKES2024〜それは夢、だが人生という永劫の物語』東京Aチーム舞台シーン

『SHAKES2024〜それは夢、だが人生という永劫の物語』東京Aチーム舞台シーン

ストーリーは江口と匠を中心に展開するが、群像劇の要素もあり、劇団のバックステージで起こる、あるあるなネタを、細かい笑いとギャグで随所に散りばめ、演劇の奥深さを見せてくれる。個性的な登場人物たちが創り出す世界、それぞれの人間模様、テーマパークへの期待値も大きく、不安とドキドキ感、それぞれのキャラクターに共感できる気持ちの“揺れ”。そうした心理状況の中、物語はテーマパークの開幕に向かって待ったなし!と進んでいく。そして、次第に明らかになっていく登場人物たちの過去、江口と匠、そして江口の妹のメイらの辛い出来事の事実が明かされる。

また、彼らを取り巻く人々のサイドストーリーも見逃せない。思わぬつながりやそれぞれの舞台にかける想いが、得意のアクションと共にジェットコースターのように押し寄せる。30-DELUXのモットー「笑って、泣けて、考えさせられて、カッコいい」が、そのままストレートに貫かれ、一方で福井巴也をはじめとするUNiFYのメンバーたちも飛びぬけた才能を舞台上で披露してくれる。そして、物語のフィナーレは一筋の希望と夢が輝き、観客の心に響く。

『SHAKES2024〜それは夢、だが人生という永劫の物語』東京Aチーム舞台シーン

『SHAKES2024〜それは夢、だが人生という永劫の物語』東京Aチーム舞台シーン

『SHAKES2024〜それは夢、だが人生という永劫の物語』東京Aチーム舞台シーン

『SHAKES2024〜それは夢、だが人生という永劫の物語』東京Aチーム舞台シーン

『SHAKES2024〜それは夢、だが人生という永劫の物語』東京Aチーム舞台シーン

『SHAKES2024〜それは夢、だが人生という永劫の物語』東京Aチーム舞台シーン

コロナ禍では“封印”されていた客席通路を使い、映像なども駆使して、客席を巻き込んで劇場の空間を盛り上げてくれる演出。過去公演を観劇したファンなら、「ここが変わった」という新たな発見も楽しみである。もちろん「初めまして」の観客にとっても十分楽しく、見どころ満載。

『SHAKES2024〜それは夢、だが人生という永劫の物語』東京Aチーム舞台シーン

『SHAKES2024〜それは夢、だが人生という永劫の物語』東京Aチーム舞台シーン

『SHAKES2024〜それは夢、だが人生という永劫の物語』東京Aチーム舞台シーン

『SHAKES2024〜それは夢、だが人生という永劫の物語』東京Aチーム舞台シーン

そしてなんといっても、本編終了後の“レビューショータイム”は必見! UNiFYのメンバー、30-DELUXのメンバー全員の衣装もがらりと変わり、キラキラだったり、シックだったり。ペンライトなどの応援グッズも使って、最後まで“シェイクスピアランド”を満喫できる、休憩なしのおよそ2時間30分。東京はじめ、各地ごとにキャストが変わったり、Aチーム/Bチームのマルチキャスト制も導入して、どこで見ても、何度みても、楽しみが増す仕組みで、推しキャラへの期待も高まるはず。ぜひ、劇場に足を運んで確かめてください。

『SHAKES2024〜それは夢、だが人生という永劫の物語』東京Bチーム舞台シーン

『SHAKES2024〜それは夢、だが人生という永劫の物語』東京Bチーム舞台シーン

『SHAKES2024〜それは夢、だが人生という永劫の物語』東京Bチーム舞台シーン

『SHAKES2024〜それは夢、だが人生という永劫の物語』東京Bチーム舞台シーン

出演者コメント

■福井巴也
江口久之、そして倉木英樹を演じます福井巴也です。僕自身今回が初の主演ですので、かなりいろんなものを江口と自分を重ね合わせて、背負いながらここまで来ましたが、最後まで責任を持って、主演として走り続けていきたいなと。この2時間30分の中には、喜怒哀楽、いろんな感情があって、本当に楽しい舞台です。泣けるところも笑えるところもあり、本当に観てくださる方々にそういったところも届けばいいなと思いますし、何よりUNiFYと30-DELUXがコラボして、そこにゲストのお2方、スタッフの方が加わってくださり、本当に素敵な作品ができたと思っております。ぜひ皆さんに見に来てほしいなと思っております。

■石橋弘毅
倉木英樹役と江口久之の2役をやらせていただいています。シェイクス劇団自体が実際にあったかのようなお話なので、今回の僕たちUNiFYと30-DELUXさんとやったこの作品がいつかまた伝説のように、語り継がれるようになればいいなと思います。応援よろしくお願いします。

■石沢瑠架
倉木ユタカはお金持ちの息子で、シェイクスピアランドのオーナーの息子という役です。作品の中ではいろんな表情を見せたり、小手形との掛け合いはとても楽しいと思いますので、ぜひとも観ていただければ嬉しいです。

■村瀬文宣
匠士也役と上西宗二役をやらせていただきます。個人的には殺陣師としてもこの舞台に関わらせていただいてます。この四つの可動式のセットをふんだんに使った殺陣シーンがたくさんあります。ステージ、ショーをやる人たちの裏側の話。やっぱり舞台を作る上での“あるある”のことがいろいろこの作品の中に散りばめられていて、お客様が見たときにこういうことが起きたりするのかなとか、もちろん実際には全部起きてる問題ではないですけど(笑)、いろんな想像をしていただける舞台だと思います。可動式のこのセットがいろんなところで何十回も動いてます。山本タクさんがおっしゃっていた、しんどいことをして、お客様が喜んでくださるこの演劇の醍醐味を全て! 僕ら全員でぶつけている舞台、ぜひ楽しんでいただけると思います。ぜひ皆様、楽しみにしててください!

■竹之内景樹
倉木ユタカ役、舞台監督役、オーナーの倉木英樹役をやらせていただいています。裏方や裏側の話だったり役者の話、表側の話だったり、いろんなものがシェイクされて…本当に『SHAKES』という題名にふさわしい内容になってますので、どんな方でも楽しめる作品になっております。ぜひ1回騙されたと思って見に来ていただきたいと思います。

■田中精
作品だけではなくてその後にレビューショーがありまして、見ていただいた通り3曲ぐらい観客の皆さんと一緒に盛り上がるというのがあって、もうUNiFYたちと、30-DELUX、肩を並べようという気持ちで一生懸命やっております。本当に!本当に! 白い衣装も着させていただいてやっております。皆様と一緒に盛り上がっていただく、また、見どころが本当にたくさんあります。推したいところがたくさんあることが伝わるとすごく嬉しいなと思っています。

■藤田奈那
月咲蘭子を演じます。私はBチームでの出演になるので、まだですけれども、今Aチームの皆さんのゲネプロ公演からすごく熱量を感じて、緊張感が高まってどうしようかなって…。でもAチームの皆さんの素晴らしい熱量を受け取って、(Bチーム主演の石橋弘毅の方を向いて)Bチームも頑張りましょうね!! よろしくお願いします。

■湯本亜美
江口メイ役をやらせていただきます。メイちゃんはいろんなことを抱えながらこの世界にいると思いますので、私もその大切な気持ちを持って一生懸命に演じられるように、お客様に届けられるように頑張りたいと思います。

■清水順二
劇団の代表やっております。私はBチームの方に舞台監督役で出させていただいております。今日は客観的に作品を見させていただきました。この作品は初演が2007年東京芸術劇場で、そこから16年経ち、約20万人ぐらいのお客さんに見てきていただいた作品です。今回山本タクさんに演出いただき、初めて映像を入れたり、また初めて舞台セットを動かし、楽曲も全部変えて脚色していただいて、キャラクターにも合わせていただき、30-DELUXそしてUNiFYという新しいボーイズグループとのコラボレーションで新ジャンルを!作ってやろうという勢いでここまでやってきました。作品を見ていただいて、まさにこれから、みんながどんどん成長していく姿があります。本番に見に来ていただいて、お客さまがどのぐらい盛り上がるのか、ペンライトをどこで振るんだろうか、そういったところもちょっと注目していただきたいなと。また、テーマパーク、歌、ライブ、そして演劇がキーワード、“テーマパークライブ演劇”新ジャンル誕生!UNiFYがSHAKEする、そしてテーマパークとライブと演劇がSHAKEする、見出しをちょっと新ジャンル誕生! という感じで書いていただけたら。元々は日光江戸村とディズニーランドとユニバーサルスタジオで働いていた経験をもとにして、テーマパークの裏側の話を作ってみたいと思い、出来上がった作品です。さらにライブも! 多分これが続編になって、SHAKES劇場が六本木に建ってるかと思いますので!福井さんがこの劇場を買い取ってSHAKES劇場にする(笑)UNiFYはもっと有名になりますし、僕はすごく好きなのでぜひ、応援していただきたいです。ご来場をおまちしております。

山本タク<脚色・演出> コメント

演出を担当させていただいております。今回何度も再演されている作品なのでどういうふうな作り方にするかを考えたときに、まずテーマパークがテーマなので、そこをフューチャーして、演出脚色させていただきました。何度来てもお客様に楽しんでもらえるように、そして来なければわからない楽しみがこの作品にはたくさんあると思いますので、ぜひとも見に来ていただければと思います。

『SHAKES2024〜それは夢、だが人生という永劫の物語』東京Bチーム舞台シーン

『SHAKES2024〜それは夢、だが人生という永劫の物語』東京Bチーム舞台シーン

『SHAKES2024〜それは夢、だが人生という永劫の物語』東京Bチーム舞台シーン

『SHAKES2024〜それは夢、だが人生という永劫の物語』東京Bチーム舞台シーン