女優の吉高由里子(35)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は28日、第17話が放送される。「衆院補選・開票速報」のため、本放送(総合)は通常より10分繰り下げの午後8時10分開始となる。

 <※以下、ネタバレ有>

 「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛〜僕を忘れる君と」などを生んだ“ラブストーリーの名手”大石静氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。

 第17話は「うつろい」。まひろ(吉高由里子)は一命を取り留め、藤原道長(柄本佑)が夜通し看病してくれたと乙丸(矢部太郎)から知らされる。道長は民を救うべく、疫病患者のための小屋を建てようとしていた。その頃、藤原道隆(井浦新)は体調を崩し、衰弱し始める。藤原伊周(三浦翔平)が関白に準ずる職に就けるよう、藤原定子(高畑充希)は一条天皇(塩野瑛久)に働き掛け。そんな中、意外な人物がまひろを訪ね…という展開。

 次回予告には、源倫子(黒木華)が道長に「どちらにお泊まりでしたの?」と尋ねるシーンも。第16話「華の影」(4月21日)のラスト、まひろの看病から朝帰りした道長を出迎えた倫子は赤染衛門(凰稀かなめ)に「殿の心には、私ではない、(源)明子様(瀧内公美)でもない、もう一人の誰かがいるわ」と低い声。直後、口角を上げ「フフフ」「オホホホホホ」と微笑んだ。

 “名探偵・倫子”が調査開始か。道長は何と答えるのか。SNS上には「次回予告で道長くんに事情聴取する倫子探偵、怖いな!」「探偵倫子、毎週予告で視聴者を震え上がらせていくスタイルのホラーだな」などの声も。恐怖が増幅している。