歌手の由紀さおり(77)が26日、フジテレビ「ぽかぽか」(月〜金曜前11・50)にゲストとして生出演。「ザ・ドリフターズ」で20年に他界した志村けんさん(享年70)との最後の会話について語った。

 世界に認められる歌手として知られるだけでなく、「8時だョ!全員集合」「ドリフ大爆笑」といった番組でのコントでも活躍した由紀は、ゲストに対する勝手なイメージについて語る「ぽいぽいトーク」のコーナーに登場。「志村けんさん、いかりや長介さんと親友だったっぽい」とのイメージを振られると、「△」の札を掲げてみせた。

 いかりやさんについては「親友っていう言い方はいかりやさんにはご無礼かしらと。やっぱり私の師匠でございました。コントの」と明言。志村さんについては「ドリフターズさんの付き人してる時から存じ上げてたので」と振り返った。

 志村さんと由紀のコントといえば、バカ殿様が有名。由紀が年齢を十代と詐称し、志村演じるバカ殿様が突如、ブチ切れて刀を持ち出すというもの。「“ねえ、また斬ってよね”って言うと、“へへへ”って照れくさそうなお顔で、“どうも”っていう感じで」と懐かしそうに話した。

 MCの「ハライチ」澤部佑が「付き人さんだったから、あんまりスターと話せない」と語ると、由紀は「そうなの。だから“また斬ってよね”って言うんだけど、“へへへ”っていう感じで。それが志村さんとの最後(の会話)だったかな。その後からコロナで。その間私たちの出番はなかったから」と回顧。

 「凄いショックでしたねぇ」と語った。